2026.01.08ママとパパの脳の違いを、どう埋めていくか― 夫婦で「チーム育児」になるための視点 ―
はじめに|わかってほしいのに、伝わらない
ママ:「なんで気づいてくれないの?」
パパ:「言われないと分からないんだよ」
育児中の夫婦から、
本当によく聞く言葉です。
何年も一緒に暮らしてくると、
男性というのは、やって欲しいことを
1から10まで細かく伝えて初めて
理解できる生き物だってわかってくるんですがね笑
お子さんが小さいうちは
きっと皆さんまだまだその域に達してない。
だから、ママやパパが感じていること、
どちらも、間違っていません。
そして、どちらも悪くありません。
前回の記事では、
ママとパパの脳は、育児期に“違う方向”へ変化しやすい
という話を書きました。
今回はその続きとして、
その違いをどう埋めていけばいいのか
「チーム育児」という視点で考えてみたいと思います。
脳の違いは「ズレ」ではなく「役割分担」
まず大切な前提があります。
ママとパパの脳の違いは、
欠点ではなく、役割の違いです。
-
ママの脳:
赤ちゃんの小さな変化に気づく
先回りして守る -
パパの脳:
全体を見る
行動を起こすきっかけを待つ
この2つは、
本来は補い合う関係。
でも育児では、
「同じようにできること」を
無意識に求めてしまいがちです。
そこに、すれ違いが生まれるんです!
すれ違いが起きる、本当のポイント
夫婦の衝突は、
多くの場合ここで起きます。
ママ:気づいてほしい
パパ:言ってくれればやる
これは、
愛情の差ではありません。
「見えている情報」が違うだけ。
ママの脳は、
赤ちゃんの“変化”をキャッチする。
パパの脳は、
“依頼”があって初めて動きやすい。
ここを理解しないまま話すと、
「なんで分からないの?」
「なんで言わないの?」
という平行線になります。
「同じになる」必要はない
チーム育児で大切なのは、
同じようにできることではありません。
大切なのは、
-
同じ赤ちゃんを
-
同じ方向を向いて
-
違う役割で支える
という感覚なんです。
だから、
「察してほしい」より
「共有する」。
「できないでしょ」より
「一緒に見てみよう」。
チームになるための、3つの視点
① 状態を伝える(指示じゃなくて)
「これやって」より、
「今ちょっと余裕がない」。
「なんでやらないの?」より、
「今、助けてほしい」。
タスクではなく、状態を共有すると、
パパの脳は動きやすくなります。
② 正解を決めない
赤ちゃんの対応に、
完璧な正解はありません。
「こうしてほしい」ではなく、
「どう思う?」と聞いてみる。
これは、
上下ではなく横並びになる合図です。
(そんな余裕ないこともしばしばありますけどね・・・)
③ 赤ちゃんを“間に置く”
ここで、ベビーサインが役立ちます。
ベビーサインは、
ママの代わりに
パパを“教育”するものではありません。
赤ちゃんの気持ちを、
夫婦の真ん中に置くためのツール。
「このベビーサインって事はこう言ってるよね?!」
「さっきと違うサインだね」
そんな会話が増えると、
夫婦は自然と
“同じものを見ているチーム”になります。
育児のスタートにベビーサインがあると、
ママにもパパにも、同じように
赤ちゃんの気持ちがわかるようになる!
チーム育児は、仲良しである必要はない
誤解されがちですが、
チーム育児=
いつも仲良し、ではありません。
-
イライラする日もある
-
うまく噛み合わない日もある
それでも、
赤ちゃんの前では、
同じチームでいようとする姿勢
それだけで、
十分です。
おわりに|埋めるべきは「違い」ではなく「理解」
ママとパパの脳の違いは、
なくすものではありません。
埋めるべきなのは、
相手への期待と現実のギャップ。
そしてそのための鍵は、
「分かってもらう」より
「一緒に見る」。
チーム育児は、
特別なスキルではなく、
視点の選び方。
今日から、
少しだけ意識してみてください。
2026.01.07ママの脳の変化と「ひとりで抱え込みやすくなる理由」― 頑張りすぎてしまうのは、あなたのせいじゃない ―
はじめに|「誰にも頼れない気がする」の正体
前回の記事では、
パパの脳の変化と、育児中の夫婦のすれ違いについて書きました。
今回はその続きとして、
ママ自身の脳で何が起きているのかに目を向けてみたいと思います。
・頼っていいはずなのに、頼れない
・「私がやらなきゃ」と思ってしまう
・手伝ってもらっても、どこかモヤモヤする
そんな感覚、ありませんか?今思い返すと、確かに私もそんな風に感じたことありましたね。手伝ってもらっても結局、自分の思ってた形と違うと、頼み事するのが億劫になる感覚。自分で何でもやった方が結果、楽なんじゃないかと頑張りすぎてしまう感覚、確かにありましたね。今でもその名残ありますけど・・・
産後、皆さんがそう感じるのは決して、
「気が強いから」でも
「完璧主義だから」でもないんですって!(当時の私は全く知らなかった・・・)
脳の仕組みとして、そうなりやすい時期なんだそうですよ。
ママの脳は、赤ちゃんに“最適化”されていく
出産・育児を通して、ママの脳では大きな変化が起きます。
研究では、産後のママの脳は
-
赤ちゃんの泣きや表情に、瞬時に反応しやすくなる
-
危険を察知するアンテナが敏感になる
-
先回りして考える力が高まる
と言われています。
これは、
赤ちゃんを守るために、とても大切な変化。
だから、パパさんは赤ちゃんが夜中に泣いても、グーグー寝ていられるんですよ!イラッとせずに「脳の違い!」と半ば諦めた方がストレスフリーですね。
でもこの大切な脳の変化はママたちの、
-
常に気が張っている
-
休んでいても頭が休まらない
-
「誰かに任せる」ことが難しくなる
という状態にもつながりやすくなるんです。
なぜ「ひとりで抱え込みやすくなる」のか
ママが抱え込みやすくなる理由は、大きく3つあります。
① 「気づけるのが私だけ」になりやすい
赤ちゃんの小さな変化に、いち早く気づく。
それが続くと、
私が見ていないとダメ
私がやらないと回らない
という感覚が強くなります。
これは責任感ではなく、
脳が“常時オン”になっている状態です。
② 正解がわからない不安が、コントロール欲求を生む
育児には、明確な正解がありません。
だからこそ、
-
自分なりのやり方を守りたくなる
-
人に任せると不安になる
-
手を出したくなってしまう
これは、
不安を減らすための脳の防衛反応。
「任せられないママ」ではなく、
「不安を抱えながら頑張っている脳」なのです。
③ 「頼る=怠けている」ように感じてしまう
多くのママが、無意識のうちに
ちゃんとやっているママでいたい
というプレッシャーを抱えています。子どもたちが小さい頃は、こんな私でも、ちゃんとしなくちゃ!っていうプレッシャーを少なからず感じていました。仕事柄、誰かに見られているという感覚が常にあったからかもしれません。
特に、
保育・医療・教育などの専門職経験があるママほど、頭で「わかっているからこそ」頼りにくくなることもあるのではないでしょうか?
ひとりで抱え込まないための、やさしい視点
ここで大切なのは、
「もっと頼ろう」と自分を追い込むことではありません。
おすすめしたいのは、
“気持ちを共有する”というステップ。
たとえば、
-
「今、ちょっと余裕がない」
-
「うまく言えないけど、不安」
-
「全部やらなきゃって思ってる」
これは、解決を求める言葉ではなく、
状態を伝える言葉です。
ベビーサインが、ママの脳を休ませてくれる理由
ベビーサインは、
ママにとっても「赤ちゃんのため」だけのものではありません。
赤ちゃんの気持ちが見えることで、
-
先読みしすぎなくてよくなる
-
「泣く前」に気づける
-
常に緊張しなくて済む時間が増える
つまり、
ママの脳の“常時警戒モード”を、少しオフにできる。
これは、
メンタルヘルスの観点から見ても、とても大きな意味がありますよね。この記事を書きながら、改めて思うポイントです。
自分に問いかけてみてください
今のあなたは、どうでしょう?
-
「私がやらなきゃ」が口ぐせになっていませんか?
-
誰かに任せたあと、心が落ち着きますか?
-
頼るより、我慢する方が楽になっていませんか?
答えは、どれでも大丈夫です。
気づくことが、最初の一歩ですよ。
おわりに|頑張りすぎるママへ
ひとりで抱え込んでしまうのは、
あなたが弱いからではありません。
それは、
赤ちゃんを守ろうとする脳が、全力で働いている証。
だからこそ、
少しだけ、その脳を休ませる工夫を!ベビーサインがその助けになると思います。
ベビーサインちょっと気になった!という方は「ベビーサイン図鑑」をどうぞ。

2026.01.06パパの視点:ベビーサインで夫婦のストレスを減らす方法
― 睡眠不足の脳と、すれ違わないための小さな工夫 ―
はじめに|「なんでこんなにイライラするんだろう?」
赤ちゃんが生まれてから、
・ちょっとしたことで夫婦げんかが増えた
・相手の一言に、必要以上に傷ついてしまう
・「前はこんな言い方しなかったのに」と思うことがある
そんなふうに感じたことはありませんか?私は遠い昔の記憶なんですが、年の差結婚なんで、とにかく主人が超絶優しくて(あっ!のろけるつもりはないんですが笑・・・)そもそも、あんまりもめないんです。
でも、ネット上ではよく見かけるし、お友達のお話としてもよく聞くので、実際にあるあるなのかしらと思うのですが、皆さんどうでしょうか?実はそれ、性格の問題でも、愛情が減ったわけでもなく、脳の変化が大きく関係しているそうなんですよ。
今日は
「パパの視点」から見た、育児期の脳の変化と、ベビーサインが夫婦のストレスをどう減らすのか
についてお話しします。
育児中、パパの脳にも起きていること
「産後はママの脳が変わる」という話は、少しずつ知られるようになってきましたよね。
でも実は、パパの脳も育児によって変化することが、近年の研究でわかってきています。
特に影響が大きいのが、
-
慢性的な睡眠不足
-
生活リズムの急激な変化
-
「正解がわからない」状況が続くこと
睡眠不足が続くと、脳では
-
感情をコントロールする力が弱くなる
-
相手の言葉を“攻撃”として受け取りやすくなる
-
余裕がなくなり、視野が狭くなる
という変化が起きやすくなります。
つまり、
「冷静に話し合えない」のは、気持ちの問題というより“脳のコンディション”の問題でもあるんですって!
すれ違いは、夫婦の間ではなく「赤ちゃんとの関係」から始まる
育児中の夫婦のストレスを見ていると、
実は多くが「夫婦そのもの」ではなく、
赤ちゃんの気持ちがわからない
どう関わればいいかわからない
というところから生まれているのではないでしょうか?
たとえば、こんな会話。
-
パパ「なんで泣いてるの?」(別に責めている訳じゃなくて、単純に何で泣いているんだろう?と思っての質問でも)
-
ママ「さっきミルクあげたばかりなんだけど」(なんで泣いているかなんて、毎回わからないし、責めるような聞き方しないで!と心の中で思っちゃう・・・)
このやりとり、どちらも悪くありません。
でもここに、
「赤ちゃんの意図が見えない不安」
があるからこそ、お互いにイライラしちゃうんですよね。
ベビーサインが「夫婦のクッション」になる理由
ベビーサインは、
「赤ちゃんに言葉を早く話させる」ものではありません。
本質は、
赤ちゃんの“伝えたい”を、本人がおしゃべりする前から、夫婦で一緒に受け取れるようになること。
たとえば、
-
「もっと」
-
「おしまい」
-
「やって」
こうしたサインが見えるようになると、
-
パパも「今、何を求めているのか」がわかる
-
ママだけが“通訳”にならなくて済む
-
赤ちゃん対応を、夫婦で分担しやすくなる
結果として、
「なんでわからないの?」
「ちゃんと見てよ」
という衝突が、自然と減っていきます。
パパにとってのベビーサインの大きなメリット
パパたちからよく聞く声があります。
-
「泣かれるのが怖かったけど、関われるようになった」
-
「何をすればいいか、赤ちゃんが教えてくれるって最高」
-
「ママに聞かなくても対応できる場面が増えた」
これは、
“育児に参加した”という実感が、自己効力感を高めている状態。
脳科学的にも、
-
自分が役に立っていると感じる
-
結果が目に見える
この2つは、ストレス耐性を高めることがわかっています。
夫婦のコミュニケーションTips|うまくいく家庭がやっていること
ベビーサインを取り入れている家庭で、
夫婦関係が安定しやすい理由のひとつが、こんな会話です。
-
「今の【もっと】だったよね」
-
「もう、要らないんじゃない?【おしまい】ってやってる気がする」
-
「これ、新しいベビーサイン覚えたんじゃない?」
ポイントは、
ベビーサインを介して、二人で赤ちゃんの理解を深めること
この“赤ちゃん観察を一緒にする姿勢”が、
夫婦のチーム感を育ててくれます。
ここで、パパ・ママに質問です
あなたのご家庭では、どうでしょう?
-
赤ちゃん対応、どちらが多いですか?
-
「通訳役」がどちらかに偏っていませんか?
-
パパは「どう関わればいいか」わかっていますか?
おわりに|夫婦のメンタルヘルスは「赤ちゃん理解」から整う
育児期の夫婦関係は、
「我慢」や「話し合い」だけで乗り切るものではありません。
まず必要なのは、
赤ちゃんの気持ちを、夫婦で一緒に見ようとすること。
ベビーサインは、
そのための、とてもシンプルでやさしいツールです。
赤ちゃんのためだけでなく、
夫婦の心を守るためにも。
そんな視点で、
ベビーサインを見てもらえたら嬉しいなと思います。
2026.01.05ベビーサインおすすめランキングTOP10
2026年、スタートしました!
今年は「ベビーサイン」にチャレンジしようと思っているそこのあなた!
まずはやってみて欲しい10個のベビーサインを今日はご紹介します。
過去にベビーサインを実践した方にアンケート調査をした結果に基づいたランキングなので、赤ちゃんからの反応が返ってくる確率高いですよ~
やってみてくださいね。
1位【もっと】
堂々の1位はほぼ100%の子どもができるようになる【もっと】
すぼめた両手の指先をトントンと合わせます。

2位【おしまい】
両手のひらを上に向けて、すぼめながら下に下ろします。
物事の区切りごとに「おしまいね~」って言いながら見せましょう。

3位【おいしい】
片手のひらでほっぺをぱちぱちと触ります。ベビーサインと言えばこれ!みんなが教えたいベビーサインナンバー1(多分)

4位【おっぱい・ミルク】
片手をグーパーグーパー。牛の乳搾りのイメージです。
1日に何回も見せることができるベビーサインですね。

5位【ねんね】
両手をあわせてほおにおきます。赤ちゃんの寝ぐずりが減ってとっても助かるベビーサインです。

6位【帽子】
片手のひらで頭をトントンと触ります。手の動きが簡単なので、覚えて使ってくれる子どもが多いですね。お出かけの時に忘れず見せましょう。

7位【飛行機】
指の形はイラストを参考にしてくださいね。複雑に見えるけど、大きな音とともにお空をびゅーんって飛んでいく飛行機はきっと、インパクト大なんだと思います。

8位【バナナ】
片手でバナナをもって、もう片方の手で皮をむく動き。季節を問わず離乳食でよく使う赤ちゃんの大好きな果物ですね。

9位【犬】
太ももをたたく、もしくは指をスナップする。イラストは2ステップで描いてありますが、どちらの手の動きを使えばOKです。

10位【ウサギ】
両手を頭の上にのせます。手のひらの向きはどちらでもOK。イラストは日本手話の手の向きになりますが、普段よく使うジェスチャーでもOKですよ。

いかがですか?まずはこの10個からスタート。後半は子どもさんがよく目にするものの名前が中心でしたね。そう!まずはものには名前があるってところからはいっていくと、覚えやすいですよ。
もっと、一気に頑張りたい人は「ベビーサイン図鑑」がお勧めです。

2025.12.18手放せない毛布には理由がある|ママに知ってほしい子どもの心の成長
どうして子どもは毛布を離さないの?
わが家の娘には大事な「毛布」がありました。
クマのプーさんが付いた黄色とピンクの毛布。
彼女は寝るときはもちろん、起きているときにもいつも持ち歩いていました。別にふわふわの手触りでもなく、可愛いデザインでもないのに、その毛布が一番のお気に入りでした。
当時はあまり気にもとめなかったのですが、心理学を少し学んでみると、そこにはちゃんと理由があることがわかったんです。
ウィニコットが示した「移行対象」という考え方
イギリスの小児科医・心理学者
ドナルド・ウィニコットは、
この現象を**「移行対象(いこうたいしょう)」**と呼びました。
移行対象というのは
**母親(養育者)から少しずつ離れていく過程で、
その代わりとして子どもが安心を感じる“もの”**のこと。
たとえば
・いつも使っている毛布
・特定のぬいぐるみ
・タオルやハンカチ
「お母さんそのもの」ではないけれど、
お母さんと一緒にいるときの安心感を思い出させてくれる存在なんですって!
毛布を持ち歩くのは「甘え」ではない
いつも、いつも、毛布やぬいぐるみが手放せないと、
これは「甘え」なのかな?って思う方もいますよね?
でも、子どもは成長とともに、
-
お母さんは自分とは別の存在だ
-
いつもそばにいられるわけではない
ということに、少しずつ気づいていきます。
そのとき、心の中には生まれる不安やさみしさを慰めてくれるのが「毛布」や「ぬいぐるみ」なんです。
だから、
毛布を手放せない姿はわがままでも、依存でもありません。
それは
「自分で自分の心を落ち着かせようとしている姿」
つまり、少しずつ成長している姿とも言えます。
日本では「移行対象」が少ない?
実は研究では、
日本で移行対象がはっきり見られる子どもは約3割程度とされ、
欧米に比べると低い傾向があると言われています。
その理由のひとつとして考えられているのが、
日本の「添い寝」の習慣です。
日本では、
赤ちゃんや幼児が
親と同じ布団で眠ることが多いですよね。だから、
-
夜もそばに大人がいる
-
触れ合いの時間が長い
という環境が自然と多くの家庭にあるんです。
そのため子どもは、
母親(養育者)との一体感を、より長く実感しやすい。
つまり、
「安心を“もの”に移す必要が、比較的少ない」
とも考えられるのです。
どちらが良い・悪いではない
移行対象がある子も、ない子も、
どちらが正しいということではないそうです。
-
毛布やぬいぐるみに安心を預ける子
-
人との距離や関わりの中で安心を育てる子
どちらも、
その子なりの方法で
「世界は安全だ」と感じようとしているのです。
その毛布は、心の成長の証
もし、
子どもが何かを大切そうに握りしめていたら、
「この子は、これで自分を守っているんだな」
と、そっと見守ってみてくださいね。
わが家の娘は一人暮らしをしていますが、実家に帰ってくると
寝るときには、なんとなく近くにあの頃の毛布を置いています。
よく、ボロボロにならずに持ちこたえているな~と思いますが、いつか卒業する日は来るでしょうか?
2025.12.11“なんであの子、こんなに意地悪?” — その背景にあるかもしれないこと
子育ての中で、ふとこんな思いをしたことはありませんか?
「なんでうちの子、こんなに意地悪なことをするの?」
実は、生まれつき「意地悪な子」はほとんどいないと思うのです。
その言動の裏には、多くの場合「感情を表現できなかった」「表現しても受け止めてもらえなかった」「条件付きでしか愛情を感じられなかった」という経験が影響している可能性があるそうです。心理学っていろいろ勉強すると面白いですね~今日は「お子さんが意地悪になるかもしれない?!原因」をご紹介しましょう。
-
原因①:子どもの前で大人が人の悪口を言う
「○○ちゃんってわがままだよね」「あの人、無理だわ…」など。ドキっ!!!言っちゃってますよね?!わたしも子どもの前で言ったことあるな~でも、子どもはそれを聞いて、「誰かを下げれば自分が優位」「相手をけなせば安心できる」と学ぶかもしれないんだって!
-
原因②:子どもの感情を否定する/抑えさせる
「泣かないで」「怒っちゃダメ」などと感情を否定するような言葉は、「自分の気持ちはダメなもの」と子どもに伝えてしまうそうです。そして「どうせわかってもらえない」と感じた子どもは、心を閉ざし、自分の感じた痛みを他者にぶつけることでしか発散できなくなるかもしれないって・・・悲しすぎますよね。
-
原因③:条件付きの愛情
「いい子のときだけ褒める」「いい結果だったらごほうび」「ちゃんとできたら好き、できなかったら嫌い」――。子どもの出来具合で対応を変えると、子どもは「自分の価値=結果」でしかないと感じ、「認めてもらうために必死」になったり、「認めてもらうために誰かをこらしめるとかおとしめる」という思考が芽生える可能性がありそうです。
こうした土壌があると、子どもは「意地悪」「自己中心」「他者への共感のなさ」といった態度を身につけやすくなる可能性が高くなるそうです。
ベビーサインが育む “感情の受け止め・表現の土台”
ここで、言葉がまだ十分でない「おしゃべりできない時期」に、ベビーサインを取り入れてみる――。
なぜそれが意味を持つのか? 理由を説明しますね。
🔹 言葉を待たず、「伝えたい」をキャッチできる
実際に、ベビーサイン育児の経験者への調査では、
-
「赤ちゃんとの意思疎通ができている」
-
「何もわかっていないと思っていたけど、赤ちゃんは意思を持っていた」
-
「赤ちゃんが自発的に何かを伝えようとしていた」
と多くの保護者が感じているという報告があります。一般社団法人 日本ベビーサイン協会+ 1
つまり、言葉が出る前でも、赤ちゃんの「気持ち」「思い」をキャッチしてあげられる手段になる。
🔹 “自分の気持ちは通じる/通じた” という安心感が育つ
「伝えたい → 通じた → 受け止められた」という体験は、赤ちゃんにとって “自分は大切にされている/理解されている” という安心感や信頼感につながります。
この安心感は、将来、自分の気持ちを素直に表現したり、他者の気持ちに共感したりする土台になる可能性があります。たとえば、Robert W. ホワイト の「コンピテンス理論」が示すように、子どもに「できた」「通じた」という“成功体験”を与えることは、子どもの自己肯定感や主体性を育てるうえで重要なんですね。
観察力と共感力が高まり、「子どもを小さな人として見る」育児へ
ベビーサインを使おうとすると、自然と「子どもは今何を感じているだろう?」と、その表情・しぐさ・タイミングなどに意識が向きます。そして多くの保護者が、「ただ泣いたりぐずったりする存在」ではなく、「小さな人」として、子どもの考えや気持ちを受け止められるようになった――と語ってくれています。note(ノート)+ 1
こんな風に育てられた子どもは、自分の気持ちを大事にされ、他者の気持ちにも敏感な、“優しい心”の育ちやすい土壌を持つことができるのではないでしょうか?
「感情を受け止めてもらう/表現できる」育ちが、意地悪の芽を摘むかもしれない
以上をまとめると、ベビーサインには、
-
子どもの感情や思いを受け止める手段になる
-
子どもが「自分は大切にされている」「伝えたことがわかってもらえた」という安心感を得られる
-
子どもの自己肯定感や他者への共感力の基盤を育てる
-
言葉が育つ前から「感情を表現する力」を育てる
という可能性があります。
そうした育ちの土壌があれば、「意地悪」「他者をけなす/傷つける」「自分を守るために誰かを下げる」といった行動への道筋は、そもそも作りにくくなる。
つまり、「意地悪な子」に育てあげてしまう原因は、たいてい“環境”にある。
そして、ベビーサインは、子どもの心を 受け止めるとても有効なのではないか――私はそう考えています。
ただし…「100%安心」ではない。使い方と受け止め方が肝心
もちろん、ベビーサインは魔法ではありません。
たとえば、子どもの感情を受け止める態度なしに、ただサインだけを覚えさせても、本質的な「共感」「安心感」「信頼感」は育ちにくいでしょう。
――でも、言葉を待つ期間に「伝えたいのに伝えられない」「わかってもらえない」と子どもが感じる時間を少しでも減らせるなら。
それは、子どもの心の根っこに、「この世界には信頼できる存在」がいる――というベースを与えること。
そして、そのベースの上に育つのは、「人を信じ、他者を大切にする」という、人間として大切な感性なのではないでしょうか?
うん!やっぱりベビーサイン、すごい!
そんなベビーサインがぎゅっと詰まった拙著「ベビーサイン図鑑」はこちらから。

おわりに:ベビーサインは「言葉の前の共感と思いやりの種まき」
もし、あなたが「子どもの気持ちをちゃんと受け止めたい」「子どもに安心感を与えたい」「将来、相手を大切にできる子に育てたい」と思うなら、ベビーサインはとても有効な手段になると思います。
言葉を待つ前に、まず心を受け止める。
それは、子どもが “優しい心” を育むための、静かで確かな種まき。
「意地悪な子」なんて、生まれつきはいません。
育つ環境と、受け止め方次第。
そして、その受け止めの第一歩に、ベビーサインはきっと力になってくれる。
2025.12.08育児中の“ぼんやり脳”が、実は最強だった話
マミーブレインでも合格できる?— 産後ママたちがベビーサイン講師になるまでの、静かな強さの話
「最近、なんだか物忘れがひどい…」
「集中力が続かない」
「さっきの会話、なんだったっけ?」
妊娠・出産を経験した多くの女性が感じる“マミーブレイン”。
この言葉、私つい最近知ったんですけどね・・・
医学的にも、ホルモンの変化・睡眠不足・生活の激変によって一時的に認知機能が揺れやすいことがわかっているそうです。
でも、私は毎回思うんです。
■ それでも産後の女性は、驚くほど強い。
私は年に数回、ベビーサインの講師資格プログラムという資格取得プログラムを主催しています。これは、決してうけたら誰でも資格がもらえるというような「軽い講座」ではありません。はい、作った本人が言っているので確かです!
-
8日間、10:00〜14:00 の集中講座
-
3000字以上のレポート提出
-
デモレッスンの実技試験
-
ベビーサインの手の動き実演テスト
これらをすべてクリアして、ようやく資格が得られます。
(正直に言うと…これ、そこそこ大変です。)
でも、産後のママたちは、赤ちゃんを抱えながら、睡眠不足の中で、生活と学びをなんとか折り合いをつけながら…
みんな、乗り越えるんです。
課題のレポートも、デモレッスンも、テストも。
何かに導かれるように、静かで強い集中力を発揮する瞬間がある。
自分が産後だったら、こんなハードなことやりたいって思ったかな?といつも、参加している産後ママたちを尊敬のまなざしで見守ってしまいます。
■ マミーブレインは“弱さ”ではなく、再編の時期
マミーブレインは「産後ボケ」と言われがちだけれど、実は脳が“赤ちゃんを育てるモード”に再編されている時期なんです。
-
危険に対して敏感になる
-
泣き声の違いに気づける
-
共感性が高まる
-
赤ちゃんのサイン(非言語)に気づきやすくなる
こうした「育児に必要な能力」がぐっと伸びる時期でもあるんです。
だから、
産後のママたちはベビーサインを学ぶと、吸収がとても早いんじゃないか?!というのが、私の仮説です。
■ 赤ちゃんと一緒に学ぶ姿は、本当に誇りに値する
授業中、やっぱり集中して欲しいので、できるだけ誰か赤ちゃんを見てくれる人を手配する方が良いですよとはお伝えしますが、どうしてもママじゃないとダメって時には、赤ちゃんを抱っこしながら受講する。
おんぶしながらテキストを読み、授乳しながらグループワークにも参加する。
これって、ものすごいことなんです。誰にも褒められないけれど、確実に“人生の中でいちばん頑張っている時期”ですよね。
私が毎回言いたいのは、
「ママたちは、自分で思っているよりずっと強い」ということ。
そして、思うのです。きっとあなたにもできる。
ベビーサインの講師資格は、
「特別な人だけが取れる資格」ではありません。
むしろ、
赤ちゃんと向き合っている“今のあなた”だからこそ、得られる学びがある資格。
-
赤ちゃんの変化に敏感
-
よく観察できる
-
他のママの気持ちに寄り添える
-
赤ちゃんとやり取りする喜びを知っている
これら全部が、講師としての強力な資質になります。
■ 「マミーブレインだけど、大丈夫?」
そう思ったなら、こう伝えたい。
大丈夫。
むしろ、それがあなたの強さになります。
産後のママたちは、みんなその状態でスタートし、
みんな立派に合格していきます。
そして、その先には…
-
赤ちゃんとの時間がもっと愛しくなる毎日
-
他の家族のサポートができる喜び
-
自分の専門性を育てていく楽しさ
そんな未来が待っています。
■ もし心のどこかで「やってみたい」と思ったなら
その直感は、とても大切です。
ベビーサインの講師資格は、
あなたの子育てをしっかり支え、
あなた自身の人生を豊かにしてくれるはずです。
次に挑戦するのは、あなたの番かもしれません。
詳しくはこちら、ベビーサイン協会HPの講師育成プログラム詳細から。
2025.12.03一人目だからこそプレッシャー? 親の“期待”が子どもに与えること — 科学と、やさしい対処法
こどもを育てていると、特に一人目のときは「いい子に育てたい」「失敗させたくない」という気持ちが強くなりませんか?
実は私も、息子を育てる中で、「ベビーサイン協会の代表の子ども」ってどこかで見られてるんじゃないかって、気になっていた時期がありました。今日は、あの頃の自分が知ってたら良かったな~って事も含めながら、その“期待のかけ方”が、知らぬ間に子どもの心と脳に影響を与えることがある、という話を書いてみました。
1) 親の期待は“投影”になりやすい
心理学では、親が自分の願望や不安を子どもに重ねることを「投影(projection)」や家族システム理論での「family projection process」と表現します。
たとえば「お兄ちゃんなんだからしっかりしてね」「お姉ちゃんはもっと我慢できるでしょ」といった何気ない言葉も、子どもにとっては「期待に応えなければ愛されないかも」と感じるきっかけになるんですって。
2) 「期待が大きすぎる」と脳にも影響が出る — ストレスと学び
脳科学の視点では、子どもの脳は「安心感」があるときに前頭前皮質(考える力や自己コントロール)や海馬(記憶や学習)をよく働かせます。一方で、慢性的に強いストレス(高いコルチゾールなど)は、これらの領域の働きを妨げ、学びや挑戦を妨げることが示されているんです。つまり、プレッシャーや過度の期待は「学びに向かう気持ち」を萎えさせるリスクがあるんです。
実験やレビューでも、学習時のストレスは記憶の取得や柔軟な学習(新しいことを試す)を阻害することが報告されています。
3) 一人目(長子)には“達成志向”が出やすい — でもリスクも
多くの研究は、長子(firstborn)が幼少期〜学業面で有利になる傾向(親の注意が集中する、責任感が育つ)があることを示しています。一方で、完璧主義や不安傾向が出やすいという報告もあります。
つまり「一人目だから責任感が強い」「よくがんばる」一方で、「失敗が怖い」「完璧にやらなきゃという自己評価」が育ちやすい、という二面性があるそうです。(でも、わが家の場合はそうでもなかったな~というのが実感です。なんだかほわーんとした息子だったので・・・)
4) 「条件付きの愛」は自己肯定感を揺らす
親の愛情やほめ言葉が「成績が良ければ」「お手伝いできたら」と条件付きで与えられると、子どもは「自分は条件を満たしたときだけ価値がある」と感じやすくなります。心理学ではこれを「親の条件付け(parental conditional regard)」と呼び、自己評価の揺らぎややる気の低下、完璧主義との結びつきが示されています。
5) じゃあ、親はどうすればいい?
ここからは具体的でやさしい対処法です。どれも「親が変わらなきゃ」と自分を責めるためのものではなく、日々の接し方で子どもが安心して挑戦できる環境をつくるためのアイデアです。それがしいては自立した手のかからない子になると私は思います。
・成果より「過程(がんばり)」をほめる
「できたね!」だけでなく「最後まで試してみたね」「考えたね」と過程を言葉にする。そうすると子どもは「失敗しても次がある」と感じやすくなります。(← はい、これ、私はあまりできませんでした・・・反省。できたじゃん!やるじゃん!ってよく言ってた記憶が)
・条件付きの愛ではなく“条件なしの承認”を示す
失敗しても、期待した結果にならなくても、「どんなあなたも大好きだよ」というメッセージで具体的に伝えましょう。もーそんな事する子、嫌いって言いたくなる気持ちもわかるんだけど、それだと、子どもを否定してしまうことになるんですよね・・・
・小さな安心体験を積み重ねる
アイコンタクト、語りかけ、スキンシップ(抱っこや歌、ふれあい遊びなど)は「安全基地」を作ります。安心の積み重ねが、前頭前皮質や海馬の健やかな発達を支えます。
・ベビーサインは「期待をかけずに/つながる」ためのシンプルな道具
ベビーサインは、言葉を待つあいだのコミュニケーションツールです。たとえば…
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「できた!」「できなかった!」の代わりに、今見ているものや感じていることを共有することで安心が伝わる。
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ベビーサインを通して、子どもの興味関心に気づくことができるので、親の期待を押しつけることを避けられる。
こうした小さなやり取りは、子どもに「伝えても受け止めてもらえる」という安心を育て、条件付きの承認(=やったら褒める/やらなかったら愛情が下がる)を避けるのに役立ちます。日々のかかわりを“言葉+手の動き”で豊かにする手段として、ベビーサインは親子の“安心の橋渡し”になります。
6) 親が自分の期待に気づくためのワンポイント
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「その期待は私のもの? 子どものためのもの?」と自問してみる。
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感情が高ぶったとき、まず深呼吸してから話す。
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「失敗しても大丈夫」を日常の中で繰り返して伝える(親自身も子どもの前で失敗してOK)。
以上、いかがでしたでしょうか?わが子たちはもう大きくなってしまったので、今更後悔もありませんが、今子育て中の方に何か学びがあると嬉しいです。
ベビーサインに興味を持ってくださったらこちら「ベビーサイン図鑑」をどうぞ。

2025.12.01臨床心理士が語る“ベビーサインが子どもの心を守る理由”──エリクソンの発達理論から考える
子どもの“心の土台づくり”、何から始めたらいいの?
「ベビーサイン図鑑」Gakken の購入者特典ダウンロードコラム=臨床心理士でベビーサイン講師である山本水香先生のコラムから、一部抜粋で以下お届けします。
子どもには「幸せに、心穏やかに育ってほしい」。
これはすべての親の願いですよね。
けれど、今の日本の子どもたちは、決してラクではない環境に置かれています。
文部科学省の調査(令和5年度)では、小・中学校の不登校児童生徒数は過去最多。中学生の6.7%、小学生でも2.1%が学校に行けない状態にあると報告されています。
「どうすれば、子どもの心は安定して育つの?」
そのヒントを、アメリカの発達心理学者エリク・エリクソンの“ライフサイクル論”から見てみましょう。
エリクソンが示した「人生の最初の3ステージ」
エリクソンは人生を8つのステージに区切り、それぞれに“発達課題”があると考えました。
そして、課題がクリアされるたび、心はしなやかさと強さを獲得していくというものです。
● 第1段階:乳児期(0〜1歳半)
発達課題:基本的信頼感
● 第2段階:幼児前期(1歳半〜3歳)
発達課題:自律性
● 第3段階:幼児後期(3〜5歳)
発達課題:積極性
(詳しくはコラムをご覧ください)
これらを一段ずつ積み上げることで、のちの人生でつまずいても、助けを求める力・立ち上がる力が育っていくのです。
ベビーサインは、この“心の土台づくり”をサポートする
では、親は具体的に何をすればいいのでしょうか?
実は、答えはとてもシンプルです。
「赤ちゃんとしっかり関わること」
でも、分かっていてもそれって具体的にどうしたら良いのか難しい。
そんなときこそベビーサインが役立ちます。
● ① アイコンタクト+尊重
ベビーサインは、赤ちゃんと向き合う時間を自然と増やします。
「あなたのことを大切に思っているよ」というメッセージは、
基本的信頼感 を育てる最強のコミュニケーションです。
● ② 赤ちゃんを信じて“待つ”時間
サインが返ってこなくても待つ経験は、
赤ちゃんが「伝わるまで頑張ってみる」力につながり、
自律性 を育てます。
● ③ コミュニケーションの楽しさ
ベビーサインで意思疎通ができると、
「言いたい!伝えたい!」「やってみたい!」がどんどん増えます。
これはまさに 積極性 の芽が育っている証拠です。
ベビーサインは、今だけではなく“未来の心”を育てる
赤ちゃんとの毎日を、未来につながる“心の土台づくり”の時間に。
そのためのヒントをたっぷり詰め込んだ
『ベビーサイン図鑑』(Gakken)そんな想いで作った一冊です。
赤ちゃんの心に寄り添う時間が、
あなたの育児をもっとあたたかいものにしてくれますように。

2025.11.28対人スキルが価値を上げる時代へ。デミングの研究とベビーサインの関係
世界の研究が示す「これから伸びるのは人間らしい力」
● 過去30年間で“社会的スキルが必要な仕事”は約12ポイント増えた
ハーバード大学の David Deming(デヴィッド・デミング) の有名な研究(2017)では、1980〜2012年の間で対人コミュニケーションが必要な仕事の割合が “約12%ポイント”増加したことが報告されています。
つまり、機械やAIに置き換えられない「人と関わる力」が、これからますます価値を持つということ!
● AI時代の求人では「人間らしいスキル」がさらに重要に
さらに2024年・2025年の新しい分析では、
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チームワーク
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レジリエンス(折れない心)
-
人との対話力
-
問題を自分で見つける力
などの「AIと補完し合うスキル」が、AI関連の職種以外でも賃金プレミアムが上昇していると明らかになっています。
● OECD(国際機関)も明確に
OECDの2023年〜2024年の報告書でも、
AI・デジタル時代ほど、社会性・感情調整・自己管理といったスキルが重要になる
と強調されています。
難しい話に聞こえる? でも、これ、子育てに直結してるんですよ!
ここまで読んで、そんな先の話、まだ関係ないわと思ったかもしれません。
でも本質はひとつ。
AIでは代替できない“人間らしい力”が、これから未来を生き抜く子どもを支えてくれる!
この“人間らしい力”こそが、
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気持ちを伝える力
-
相手を理解する力
-
自己肯定感
-
意欲や集中力
など、まとめて 非認知力 と呼ばれるものです。
そして――
非認知力は、乳幼児期の家庭での関わりがいちばん伸ばしやすい。
これは多くの研究が示している事実でなんです。
じゃあ、家庭で何をすればいい?
→ それは、ベビーサイン!非認知力の土台づくりにピッタリなんです。
ベビーサインは「早く言葉を話させるためのテクニック」ではありません。
もっと深い、長期的な価値があります。
● 1. 自分の気持ちを“伝えられる”成功体験
言葉がまだ出ない時期でも、自分の気持ちを手で表現できる唯一の方法がベビーサイン。周りの大人に察してもらうのではなく、自分で伝える!この経験は自己効力感(できた!)につながります。
● 2. ママ・パパがすぐ反応してくれる=安心感の土台
泣いても愚図っても伝わらない・・・ではなく、ベビーサインは「伝えたら伝わった!」という双方向のコミュニケーション。これは愛着形成を豊かにし、情緒の安定につながります。
● 3. 共同注意(同じものを見る力)を育てる
デミングの研究が示す“人との関わりの力”の基盤は、乳児期の「共同注意」。ベビーサインを使うと、自然にこの力が育ちます。(ベビーサインをしている子は共同注意エピソードが多いという研究結果もあり!)
● 4. 親子のやりとりが増える=非認知力が爆発的に増える
非認知力は、会話・まなざし・やりとりの中で伸びます。
ベビーサインは、その回数を驚くほど増やしてくれます。
未来の社会を生きる子どもたちに必要なもの
AIがどんなに進化しても、人間らしい温かいコミュニケーションはなくなりません。むしろ、“人間としての力”を持っている人ほど価値が上がる時代
が来ています。
だからこそ、乳幼児期の今、親子でじっくり関わり、気持ちを伝え合う体験が一生の財産になる。
ベビーサインはまさにその入り口。あなたと赤ちゃんの毎日の中で、未来につながる力を育む方法です。
最後に
もし今、
「泣く理由がわからない…」
「もっと赤ちゃんと気持ちが通じたらいいのに」
と思っていたら、ベビーサインがその悩みを解決してくれますよ。
そしてベビーサインでのやり取りは同時に、
赤ちゃんの未来の力(非認知力)も育てている
という、とても価値ある時間になります。
ベビーサインの情報がぎゅっと詰まった1冊はこちら









