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2025.05.26「幸せホルモン」があふれる子育て!ベビーサインとオキシトシンの素敵な関係

「幸せホルモン」って本当にある?

 

0・1・2歳 頭と心と体を育てる
ベビーサイン教室
ベビーサイン協会代表理事
ベビーサイン®の専門家
吉中みちる
です。

 

〜オキシトシンとはなんだろう〜

「オキシトシン」という言葉、聞いたことありますか?

これは、

「愛情ホルモン」

「絆ホルモン」

「幸せホルモン」

などとも呼ばれる脳内ホルモン

ママが赤ちゃんを出産したときや授乳しているとき、
また、大切な人とスキンシップをとったときに分泌されることが知られています。

オキシトシンが分泌されると、
✔ ストレスがやわらぐ
✔ 相手に優しくなれる
✔ 絆が深まる
✔ 幸せな気分になる

など、心にも体にも良い影響があることが、近年の研究で明らかになっています。

つまり、**赤ちゃんと「ふれあう」こと自体が、家族の心をあたためる“しあわせ習慣”**になるんですね。

「伝わったね」がうれしい

〜ベビーサインが絆を深める理由〜

では、そんなオキシトシンは、どんなときに分泌されるのでしょう?

じつは、ベビーサインを使ったコミュニケーションでもオキシトシンはしっかり分泌されるのです。

なぜなら、ベビーサインは
👐 「見て」
👶 「わかって」
💬 「伝わる」

というやりとりを、目と目、手と手、心と心で実現するツールだから。

赤ちゃんがサインで【もっと!】と気持ちを伝え、それに大人が「わかったよ!」と応じることで、お互いの心がふわっとつながる体験が生まれます。

この「心が通じ合った!」という瞬間こそ、オキシトシンがたっぷりと分泌される瞬間なんです。

 

ママも赤ちゃんも笑顔になれる

〜ベビーサインが育てる“つながる力”〜

「まだ話せないけれど、ちゃんと気持ちはある」
そんな赤ちゃんの心の声に耳を傾けることは、オキシトシンがあふれる愛情のキャッチボール。

だからこそ、ベビーサインを取り入れているママやパパは、
「育児がもっと楽しくなった」
「イライラが減って、赤ちゃんがかわいく感じるようになった」

と感じる方がとても多いのです。

赤ちゃんも「伝わる喜び」を知ると、表情がイキイキしてきます。

私たち日本ベビーサイン協会では、
そんな愛情と絆を育む時間を、もっと多くのご家庭に届けたいと考えています。

🔸 赤ちゃんとのふれあいを大切にしたい
🔸 育児をもっと楽しみたい
🔸 人の役に立つお仕事がしたい

そんな方は、ぜひベビーサインの教室や体験会に参加してみてください。
また、講師育成プログラムも随時スタート可能です。
一緒に、オキシトシンに満ちた子育ての輪を広げていきましょう!

 

次回は9月スタートです。

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2025.05.23子どもの可能性は、親のまなざしから育つ──ベビーサインで変わった私の視点。

「現場からの声」

 

0・1・2歳 頭と心と体を育てる
ベビーサイン教室
ベビーサイン協会代表理事
ベビーサイン®の専門家
吉中みちる
です。

 

療育の現場で感じた「親子のすれ違い」

児童発達支援の現場で働いていたある受講生の方が、ベビーサイン講師を目指した理由を書いてくれました。

その中には、私たちが日々大切にしている「親子のコミュニケーション」の本質が、現場目線でしっかりと語られていました。

この方は、児童発達支援管理責任者として2歳前後のお子さんの療育に関わってこられました。

療育を受けるきっかけの多くは「ことばの遅れ」

しかしその背景には、実は「お母さんが子どもとの関わり方がわからない」という課題があることが多いのだそうです。

・言葉が少ない
・無言で子どものお世話をしてしまう
・子どもの「やりたい」気持ちに気づけない

そんな場面が少なくないそうです。

でも、子どもが楽しそうにしていると、自然とお母さんも笑顔になる——その瞬間を何度も見てきたからこそ、彼女は「親子の関係性」こそが、子どもたちの育ちの土台だと確信されたそうです。

 

子どもの可能性を広げるために、ベビーサインという選択

そんな彼女がベビーサイン講師になりたいと思った理由は、「子どもの可能性を引き出すサポートがしたい」という思いからでした。

ベビーサインは、まだ言葉で気持ちを伝えることが難しい赤ちゃんと“分かり合える”方法。だからこそ、「赤ちゃんを知る」ことから、親の関わり方も自然と変わっていきます。

彼女はこう語っています。

「親の好き嫌いや価値観で“やらせてみる” “やらせたくない”という環境をつくってほしくない」

そして、講師育成プログラムの中で耳にした、

「親の偏見で、狭い世界を作ってはならない」

という言葉が心に響いたそうです。

(これは、私が、ママが「嫌い」って言うものがあると、赤ちゃんも「嫌い」になって、世界が狭くなってしまう・・・例えば、動物とか虫とか・・・そんな話をしたからだと思います。)

赤ちゃんが心から笑って楽しめる時間を届けたい——
そんな想いが、このプログラムの中で、どんどん育まれています。

 

笑顔で伝わる喜びを、もっと多くの親子に

ご自身の息子さんとのベビーサインも、まさにその実践の場。先生のアドバイスを受けて、サインを「見せること」を意識しながら、期待しすぎず、ただ楽しむ——そんな関わり方を続けていたら、「もっと!」のサインがどんどん出るように!

「いただきます」のサインも自然に出てきて、新しいサインを笑顔で見てくれる姿が、本当に嬉しいそうです。

この経験を活かして、
・赤ちゃんの変化に気づける親御さんを増やしたい
・お母さんの自己肯定感を高める教室をつくりたい
・赤ちゃんと向き合うことが「楽しい!」と思える毎日を届けたい

——そんな未来を描きながら、彼女は今、学びを深めています。

 

あなたも、親子の笑顔をつなぐ“伝え手”になりませんか?

このように、ベビーサイン講師育成プログラムには、現場経験者も、子育て真っ最中のママも、さまざまな方が参加されています。

「赤ちゃんの可能性を広げたい」
「親子の関係をサポートしたい」
「育児に悩むママを励ましたい」

そんな想いをカタチにして、たくさんの笑顔を生み出していく——
あなたも、その一歩を踏み出してみませんか?

🌱 赤ちゃんの「伝えたい!」をサポートする
ベビーサイン講師育成プログラムでは、赤ちゃんの発達の知識から、指導のコツまで、しっかり学ぶことができます。

子育て支援のスキルアップをしたい方、社会に貢献したい方にぴったりの学びです。

次回は9月スタートです。

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2025.05.23「伝わった!」の奇跡が育つとき 〜9ヶ月革命とベビーサインの力〜

「共同注意って???」

 

0・1・2歳 頭と心と体を育てる
ベビーサイン教室
ベビーサイン協会代表理事
ベビーサイン®の専門家
吉中みちる
です。

 

9ヶ月頃に赤ちゃんが迎える「心の大革命」

ママが指差しをすると、赤ちゃんもそちらに目線が動く

赤ちゃんが指差しをして、ママの注意をひこうとする


そんな日常の小さな瞬間、実はとても重要な発達のサインなんです。

赤ちゃんと大人が同じものを見て、同じものに注意を向けることを心理学では「共同注意」と呼びます。これは、言葉の発達や社会性の土台となる、とても大切な力


生後9ヶ月頃に共同注意が確立されるので、赤ちゃんのこの成長を「9ヶ月革命」とも呼びます。特に1歳前後は、この「共同注意」が急速に育つ時期。ここでどんな関わりをするかが、その後のコミュニケーションに大きな影響を与えるのです。

 

ベビーサインが「共同注意」を引き出す

赤ちゃんが言葉を話す前に、手の動きで気持ちを伝える「ベビーサイン」。実はこのサインを使ったコミュニケーションこそ、共同注意を自然に引き出す働きをしてくれます。

たとえば赤ちゃんが【もっと】のサインを出すと、ママはそれに気づき、「もっと飲みたいのね!」と反応します。
このやりとりの中には、視線、ジェスチャー、気持ちの共有があり、まさに共同注意の成立した瞬間です。

このことを裏づけるように、2001年にリンダ・アクレドロ博士らによって行われた研究では、
24ヶ月の時点で乳児主導の共同注意スコアが高い子は、その後の言語スキルも高くなることが明らかになりました。

さらに興味深いのは、ベビーサインで育った子の方が、共同注意のエピソードが多かったという点です。

研究では、赤ちゃんの言語レベルや発達段階をコントロールしても、
ベビーサインを使った赤ちゃんの方がより多くの“心の共有”の経験をしていたことが示されました。

これは、ベビーサインが赤ちゃんのことばの発達を促す可能性はあっても、妨げることはないという力強い証でもあります。

 

「伝わる喜び」こそ、言葉の土台

赤ちゃんにとって「伝わった!」という喜びは、ことばの発達の原動力になります。
ベビーサインはその“伝わった”という感覚を、話し始める前からたくさん経験させてくれます。

また、サインを通じてやりとりを重ねることで、赤ちゃんはママやパパの顔をじっと見て、表情や声のトーンに気づくようになります。

アイコンタクトが増えることで、親子の絆もさらに深まっていきます。そして、親にとっても「こんなことが伝えたかったんだ!」という気づきが増え、子育てがちょっと楽に、ちょっと楽しく感じられるようになるという声をたくさんいただいています。

 

赤ちゃんの「伝えたい」を引き出すサポートを

ベビーサインは、ただ手を動かすだけではありません。
赤ちゃんの心と心をつなぐ、はじめてのコミュニケーションツールです。

「もっと赤ちゃんの気持ちに気づいてあげたい」
「伝え合える毎日を楽しみたい」

そんなふうに思う方には、ベビーサインはきっと心強い味方になってくれるはずです。

ベビーサイン講師育成プログラムでは、こうした赤ちゃんの発達のしくみを学びながら、親子に寄り添うコミュニケーションのサポート方法を身につけていきます。

次回は9月スタートです。

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2025.05.21手は“第2の脳”!遊びとベビーサインで育てる赤ちゃんの可能性

「小さな手の可能性」

 

0・1・2歳 頭と心と体を育てる
ベビーサイン教室
ベビーサイン協会代表理事
ベビーサイン®の専門家
吉中みちる
です。

 

赤ちゃんの手、すごい力を秘めてる!

~手の発達から見える「やってみたい!」の芽

赤ちゃんの手指の発達には段階があるって、ご存知でしたか?
月齢によってできることがどんどん増えていく赤ちゃん。そんな発達を知っておくと、毎日の遊びや関わりがもっと楽しく、意味のあるものに変わります。

「この時期はこんなことができるんだ!」

「あのしぐさにはこんな意味があるんだね」


そうやって赤ちゃんのサインや行動を理解できると、育児のストレスもぐんと減りますよ。

今回は、ベビーサインの視点から、赤ちゃんの「手の発達」を月齢ごとにわかりやすくご紹介します。

 

【0〜3ヶ月】“ギュッ”が語りかける、生まれたてのメッセージ

新生児の小さな手、ぎゅっと握っているのは「把握反射」。無意識に手のひらに触れたものを握る本能的な動きです。
私の子どもたちも、生まれたての頃にパパの指をしっかりと握っていた姿が今も忘れられません。

2ヶ月頃になると、「手」が自分の体の一部だと気づくようになり、じーっと見つめたり、なめたりする「ハンドリガード」が始まります。

赤ちゃんが拳をなめて「オエッ」となる姿、見たことありませんか?微笑ましいですよね。

この時期はおもちゃを握らせるのも良い刺激に。ただし、まだ自分で離すことが難しいので、安全面には注意が必要です。

 

【3〜6ヶ月】「手を伸ばす」ができた日、それは大きな一歩!

首がすわり始めたら、赤ちゃんの世界がグッと広がります。
欲しいものに手を伸ばす「リーチング」が見られるようになるのです。

ガラガラを見せて「いい音だね」「触ってみる?」と話しかけてみましょう。赤ちゃんが手を伸ばす瞬間は感動ものです。

メリーを激しく揺らしたり、腹ばいでボールを追いかけたり…そんな行動のすべてが「手指」と「脳」を育てているのです。


手は「第2の脳」とも言われるくらい、感覚や思考と深く関わっています。いろんな素材に触れる経験も大切にしたいですね。

 

 

【6〜11ヶ月】「つかむ」「はなす」で世界が広がる!

手首や指の動きがどんどん器用になるこの時期。
右手から左手への「持ち替え」ができるようになるのもこの頃です。私は子育て中、これができない時期があることを知らず、改めて知った時には「なるほど!」と驚きました。

この時期は、ティッシュケースからスカーフを引っ張り出すなど、「引っぱる・取り出す」遊びが楽しくなります。
思い出すのは、娘がトイレットペーパーをうれしそうに延々と引っ張っていた姿…【もっと】のベビーサインをしながら、満面の笑み!怒る気になれなかったのは、ベビーサインのおかげだったかもしれません。

また、【どこ?】のサインと一緒に、ハンカチで隠したおもちゃを探す遊びもおすすめ。赤ちゃんの「考える力」も育ちますよ。

 

【1〜2歳】「できた!」があふれだすミラクルな時間

1歳をすぎると、

・小さなものをつまむ

・スプーンを使う

・積み木を積むなど、手指の動きは一気に多様になります。
この時期は、手の使い方そのものが「遊び」になります。

紙を破る、シールを貼る、ネジを回す…
そんな行動のひとつひとつに、達成感と自己表現が詰まっていて、「できた!」という体験が子どもの自信に繋がります。

ごっこ遊びや工作も楽しめるようになる時期。
赤ちゃんが「手」を通して表現する姿を、ぜひ見守ってあげてくださいね。

 

【手を育てる=心を育てる】ベビーサインで育む「伝えたい!」の力

赤ちゃんの手指の発達を見ていくと、そこには「やりたい」「伝えたい」という強い気持ちがあふれています。
その気持ちに寄り添い、応える手段として、ベビーサインはとても効果的です。

手の動きは心とつながっていて、ベビーサインはその橋渡しになります。

【もっと】【どこ?】そんなサインを通じて、赤ちゃんとの関係もぐんと深まります。赤ちゃんの発達を理解し、楽しく学びながら支援できる方法を、あなたも身につけてみませんか?

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2025.05.20「伝えたい!」は、生まれた瞬間から始まっている 〜研究に裏付けられた自然なステップ

「生まれた時から伝えたい」

 

0・1・2歳 頭と心と体を育てる
ベビーサイン教室
ベビーサイン協会代表理事
ベビーサイン®の専門家
吉中みちる
です。

 

生まれたときから「伝えたい!」赤ちゃんのすごい力

赤ちゃんは、生まれた瞬間から私たち大人の言葉に耳を傾けています。


声のトーンや表情、リズムを敏感に感じ取り、「うれしい」「安心」「もっと見て!」といった気持ちを、手足の動きや声、まなざしで返してくれるのです。

これは、心理学者コルウィン・トレヴァーゼン(Colwyn Trevarthen)が1979年に発表した論文
「Communication and cooperation in early infancy」
の中で、“一次間主観性”として示された概念。
赤ちゃんと大人の間に自然と生まれる、心と心のやり取りのことです。

 

やりとりが育つと、ことばの準備が始まる

赤ちゃんの「伝えたい」というサインに、大人が「見たよ」「気づいたよ」と応えてあげる。


この“やりとりのキャッチボール”の積み重ねが、赤ちゃんの中に「ことばって楽しい」「もっと伝えたい!」という気持ちを育てていきます。

そして、手や顔の表情、声のトーンなどを使って「非言語」でやりとりする力が育つと、やがてそこに“意味をもった動き”を加えられるようになってきます。

その自然なステップとして取り入れられるのが ベビーサイン です。赤ちゃんは、生まれつき備えているコミュニケーション力をベースに、「おててで伝える」という方法も、自分の表現の一部として身につけていきます。

 

ベビーサインは“伝えたい”を引き出すツール

ベビーサインは、決して特別な教育ではありません。
生まれたときから赤ちゃんがもっている「伝えたい」という気持ちを、やさしく、わかりやすい形で引き出してあげる、シンプルで温かなツールです。

その始まりは、実はねんねの頃から。
声をかけたり、目を合わせたり、同じ動きを繰り返したりすることが、赤ちゃんとの“会話”の基礎になります。

ベビーサイン協会では、まだおすわり前の赤ちゃんを対象にした「プレ・ベビーサイン」クラスもご用意しています。
赤ちゃんが「伝えられるって楽しい!」と感じる土台を、一緒に育ててみませんか?

 

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2025.05.19赤ちゃんが“話さなくても話してる”って本当?ベビーサインの誤解と真実

「赤ちゃんが話し出すタイミング」

 

0・1・2歳 頭と心と体を育てる
ベビーサイン教室
ベビーサイン協会代表理事
ベビーサイン®の専門家
吉中みちる
です。

 

「便利すぎておしゃべりが遅くなる」って本当?

ベビーサインをしている赤ちゃんを見て、
「ベビーサインって便利すぎて、しゃべらなくなるんじゃない?」
なんて言われることがあります。

これ、ホントでしょうか?それともウソ?

もし仮に、ベビーサインをとっても上手に使っている赤ちゃんに
「今日からベビーサインは禁止ね!」と伝えたら…

その日から突然ペラペラおしゃべりし始めるのでしょうか?

―― 答えは、NOですよね。

 

赤ちゃんは“話したくなったら話す”のが自然

赤ちゃんがおしゃべりを始めるタイミングは、
ベビーサインをしていてもしていなくても、

赤ちゃん自身が決めるもの。

私たち日本ベビーサイン協会では、


「その子が“話したい”という気持ちになって、身体の準備も整ったときに自然に言葉が出る」


という考え方を大切にしています。

ベビーサインを使っている赤ちゃんは、
まだ言葉は出ていなくても、すでに「言語でのコミュニケーション」を始めています。


ただその表現手段が、「声」ではなく「手の動き」なんです。

これは、音声言語の前段階としてとても大切なステップなんです。

 

言葉の準備ができたら、サインは自然に言葉に変わる

9か月からベビーサインを始めた息子さんは、現在2歳8か月。(このエッセイを書いてもらった時点の月齢です。)


発語が早く、言葉が豊かで、自分の気持ちをうまく伝えられるおかげで、イヤイヤ期も穏やかに過ごしているそうです。


のびのびと人と関わり、コミュニケーションを心から楽しめる――そんな姿は、赤ちゃんの頃から「気持ちを伝え、理解してもらえる安心感」の中で育ってきた証ではないでしょうか。

「私の目標は、子どもも親も安心して幸せに暮らせること。家庭の中が平和であれば、社会もきっと平和になる」


その想いから、彼女は、ベビーサイン講師としての一歩を踏み出してくれました。

******************

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
この文章は、ベビーサイン講師資格取得プログラムに応募してくださった方の想いを、一部ご紹介したものです。

ベビーサイン講師になるきっかけは人それぞれですが、共通しているのは「赤ちゃんとその家族の幸せを願う気持ち」。


あなたの中にも、似たような想いがあると感じたなら、ぜひ一歩を踏み出してみてください。


私たちベビーサイン協会は、そんなあなたを心から応援しています。

舌や喉などの発話に必要な筋肉が発達し、心の準備も整ってくると
赤ちゃんたちは、今まで使っていたベビーサインを“声”に置き換えはじめます。

【もっと】のサインをしていた赤ちゃんが、
ある日「もっと」と声に出す——


そんな素敵な成長の瞬間が、自然とやってくるのです。

だからこそ、焦らずに、赤ちゃんとの“お手てでの会話”をたっぷり楽しんでください。

ベビーサインは、言葉への橋渡し。

「話し始めるのを待つ」のではなく、「伝えようとする気持ちを育てる」ための、


とても優しくてあたたかなコミュニケーション方法なのです。

赤ちゃんとの毎日をもっと楽しく、

もっと深くつながる時間にしませんか?

ベビーサイン体験クラスでは、
実際にサインを使って赤ちゃんと「通じ合う」

感動を体験していただけます。

🍼「まだ言葉が出ないけど、何を思っているのかな?」
👶「もっと赤ちゃんの気持ちを知りたい!」

そんな想いがある方は、ぜひ一度体験クラスに遊びに来てくださいね。

📌全国の教室・体験会情報はこちら

 

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2025.05.17「指差し」よりも効果的?ダウン症の子どもがことばを伸ばしたのは?

「指差しも大事!でも・・・」

 

0・1・2歳 頭と心と体を育てる
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ベビーサイン協会代表理事
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吉中みちる
です。

 

ことばの発達には「身ぶり」が大切?

一般的に、子どもの語彙の発達は「指差し」や「見せる」「手渡す」などの**自発的な身ぶり(deictic gesture)**と深い関わりがあると言われています。

これは、定型発達の子どもたちにおいて、こうした身ぶりがその後の言語発達を予測する要素となることが、多くの研究で示されているからです。

では、発達に特性のある子どもたち、たとえばダウン症のある子どもの場合はどうなのでしょうか?

この問いに対して、新たな研究結果が注目を集めています。

 

 

ダウン症の子どもには「ベビーサイン」が効く?

ケンブリッジ大学出版が発表した研究では、

2歳半のダウン症のある子ども23人と、1歳半の定型発達の子ども23人を比較し、それぞれが使った「身ぶり」や「ベビーサイン」が、1年後の語彙力にどのように影響したかを調べました。

結果はとても興味深いものでした。

👉 ダウン症の子どもたちは、「指差し」などの身ぶりは少なめ。
👉 でも、「ベビーサイン」は多く使っていた!
👉 そして1年後の語彙発達に
強く影響していたのは、**身ぶりではなく「ベビーサイン」**だったのです。

つまり、ダウン症のある子どもたちにとって、ベビーサインは単なるコミュニケーションの補助ではなく、言葉の発達を促す重要なステップだったのです。

 

すべての子どもにベビーサインの可能性を

この研究が教えてくれることはとてもシンプルです。

👉 言葉で伝えるのが難しい子でも、**手で表現する力(ベビーサイン)**はしっかり育っている。
👉 そしてその力が、やがて「ことば」に結びついていく

これは、発達に特性のある子どもだけでなく、すべての赤ちゃんに共通する大切な視点です。

まだおしゃべりできない赤ちゃんも、「伝えたい」という気持ちをベビーサインで表現できるようになると、その経験が後の言語発達を後押しすることが期待されます。

ベビーサインは、赤ちゃんの「今伝えたい」をキャッチし、未来の「ことば」につなぐ最適なコミュニケーションです。

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2025.05.16子ども時代の「お母さん大好き」がくれた未来・・・ヨガ講師からベビーサイン講師へ

「お母さんが大好き」

 

0・1・2歳 頭と心と体を育てる
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ベビーサイン協会代表理事
ベビーサイン®の専門家
吉中みちる
です。

 

「お母さんに笑っていてほしい」幼少期の記憶から始まった想い

「お母さんが大好き」――この気持ちは、彼女の幼い頃からの記憶の中で、ずっと変わらずにあったものでした。


子どもながらに「お母さんに笑っていてほしい」と願い続けた記憶は、大人になった今でも消えることなく心の中に残っているといいます。

その想いは、「子どもが幸せに生きるためには、まわりの大人が幸せであることが大切」という信念につながりました。


彼女はこの信念をもとに、大人たちが自分自身と向き合えるよう、ヨーガや瞑想を通して“心の平和”を届けてきました。

16年間の講師経験の中で出会ってきたたくさんの生徒さん。
そのお悩みの多くが、実は「幼児期の親との関係」に起因していることに気づいたそうです。


「私は大丈夫。私は愛されている」――幼児期にそんな根拠のない自信を育てることが、人生の土台をつくるのだと実感したのです。

 

赤ちゃんの「心を支える環境」を整えるために

その気づきは、やがて自分自身の子育て観にも影響を与えていきました。


「もし自分が子どもを持つなら、2歳までに“自分は大丈夫”と思えるような環境をつくってあげたい」


――そんな想いを持つようになった矢先、ベビーサインとの出会いが訪れました。

話し言葉を持たない赤ちゃんの気持ちを伝え合える手段として、ベビーサインはまさに理想的なツール。


初めての育児で不安だった時期、教室で赤ちゃんの発達について学んだり、月齢に合わせた遊びを教えてもらったりする時間は、心の支えになったといいます。


講師や他のお母さんとのつながりも、生活が一変した彼女にとって大きな癒しだったそうです。

 

家庭が平和なら、社会も平和」――講師として伝えていきたいこと

9か月からベビーサインを始めた息子さんは、現在2歳8か月。(このエッセイを書いてもらった時点の月齢です。)


発語が早く、言葉が豊かで、自分の気持ちをうまく伝えられるおかげで、イヤイヤ期も穏やかに過ごしているそうです。


のびのびと人と関わり、コミュニケーションを心から楽しめる――そんな姿は、赤ちゃんの頃から「気持ちを伝え、理解してもらえる安心感」の中で育ってきた証ではないでしょうか。

「私の目標は、子どもも親も安心して幸せに暮らせること。家庭の中が平和であれば、社会もきっと平和になる」


その想いから、彼女は、ベビーサイン講師としての一歩を踏み出してくれました。

******************

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
この文章は、ベビーサイン講師資格取得プログラムに応募してくださった方の想いを、一部ご紹介したものです。

ベビーサイン講師になるきっかけは人それぞれですが、共通しているのは「赤ちゃんとその家族の幸せを願う気持ち」。


あなたの中にも、似たような想いがあると感じたなら、ぜひ一歩を踏み出してみてください。


私たちベビーサイン協会は、そんなあなたを心から応援しています。

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2025.05.15「遊びこそ最高の学び」──幼児期に本当に大切なことと、ベビーサインの力

「早く!は正解じゃなかった」

 

0・1・2歳 頭と心と体を育てる
ベビーサイン教室
ベビーサイン協会代表理事
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吉中みちる
です。

 

「早く学ばせたい」は本当に正解?

「少しでも早く読み書きを」

「小学校の準備を今のうちに」

と、幼児期から勉強に力を入れる家庭が増えています。

でも、その先にある子どもの未来を考えたとき、本当にそれがベストな選択でしょうか?

ボストンカレッジのピーター・グレイ教授の調査によると、早期教育を受けた子どもたちは最初こそ学力が高いものの、

4年生ごろには遊び中心で育った子たちに追い抜かれてしまったそうです。


さらに日本でも、自由保育型の子どもたちの方が年齢とともに語彙力が伸びていくという研究結果があります。

つまり「早く始める」ことが「よく育つ」ことに直結しているとは限らないのです。

 

“遊び”が育てる力は、テストでは測れない

小学校入学前の子どもたちに本当に育ててあげたいのは、テストで測れる「認知能力」だけではありません。

  • 「自分で考えて動く力(主体性)」

  • 「なんで?どうして?という探究心」

  • 「お友だちとうまく関わる力(社会性)」

  • 「くじけない心や思いやり」

これらは**「非認知能力」**と呼ばれ、将来の幸福感や仕事の満足度にも影響すると言われています。

でもこの力は、大人が与えた課題をこなすだけでは育ちません。

自分でやりたい遊びを見つけたり、友だちとぶつかったり助け合ったりしながら、少しずつ身につけていくのです。

 

“伝え合う喜び”を、ベビーサインで体験しよう

ここで、ベビーサインが果たす役割も見逃せません
言葉で話せない赤ちゃんが、手話やジェスチャーで思いを伝えられるようになると、

  • 「気持ちが伝わった!」という喜び

  • 「わかってもらえた!」という自信

  • 「もっと伝えたい!」という意欲

がどんどん育まれます。

つまり、ベビーサインはことばの前の“非認知能力”を育てる土台になるのです。

遊びの中で自然にコミュニケーションが生まれ、自分で考え、表現しようとする。その積み重ねが、就学後の学びの力にもつながっていきます。

「今は勉強よりも、遊びや対話の時間を大切にしてほしい」。

ベビーサインを通して、そんな幼児期の過ごし方を見直すきっかけになれば嬉しいです。

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2025.05.14“伝える力”の育て方 赤ちゃん×ママのやりとりに注目した研究とは?

「ことばの芽はここにあった!」

 

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ことばが話せなくても、赤ちゃんは「伝えたい」と思っている

子育てが始まって、最初にぶつかった大きな壁。
それは「赤ちゃんが全然寝ない!」という現実でした。

息子が生まれてすぐの頃は、授乳後にスッと寝てくれることも多く、「育児楽勝!」と思っていたのです。
でも、生後半年をすぎたあたりから寝てもすぐ起きる、自分の時間はゼロ……。理想としていた育児とのギャップに戸惑い、夫に八つ当たりした日もありました。


「赤ちゃんって、こんなにすんなり寝ないものなの? 誰か教えてよ!」

と、当時の私は必死でした。

そんな経験から、「当時の私が知りたかった!」と思うことを、ここにまとめてみたいと思います。

赤ちゃんがまだ言葉を話せない頃、「あー!」「うー!」と声を出したり、何かを指さしたりする姿を見たことはありませんか?

実はこれ、「まだ話せないけど伝えたい!」という強い気持ちの表れなんです。

アメリカの研究では、10〜13か月の赤ちゃんがママと遊んでいる様子を観察して、赤ちゃんがどんなふうに伝えようとするのか、ママがどう応えるのか、そしてそのやりとりがその後のことばの発達にどうつながるのかを調べました。

 

 

「伝えたい!」が強い赤ちゃんほどことばが伸びる?

研究の中で、赤ちゃんが**「声を出しながら指さす」**行動をよくする場面がありました。

それは、ママがまだ赤ちゃんの指さしたものに気づいていないとき。


つまり赤ちゃんは、「ねえ!これ見て!」「わかってほしい!」という気持ちを、声と身ぶりで一生懸命伝えていたんですね。

このような「伝えようとする力」が強い赤ちゃんは、15か月の時点でことばの理解力が高かったそうです。

(決して、言葉の力を伸ばすために、ママはわかってないふりをする方が良いよという話しではありませんよあせる

また、ママが赤ちゃんの指さしに対して「それはワンワンだね!」などと反応すると、赤ちゃんの理解力やことばの表現力もぐんと伸びていました。

 

ことばの土台は、やりとりの中で育つ〜だから「ベビーサイン」〜

この研究からわかるのは、赤ちゃんの「伝えたい」というサインにママやパパがどう反応するかが、ことばの成長に大きく関わっているということ。

ここで思い出してほしいのが「ベビーサイン」です。

ベビーサインは、まだことばを話せない赤ちゃんが「伝えたい!」という気持ちを手の動き(サイン)で表現する育児法。


ママやパパがそのサインをしっかり受け止めて反応することで、赤ちゃんは「伝わった!」という喜びを感じ、やがてそれがことばにつながっていきます。

つまり、今回の研究結果はまさにベビーサインの効果を科学的に裏づけているとも言えるんです。


ことばは、赤ちゃんと大人のあたたかいやりとりの中で育ちます。
ベビーサインはそのスタートラインをサポートするツール。


「伝えるって楽しい!」

「ママにわかってもらえた!」


そんな赤ちゃんの経験が、未来の豊かなコミュニケーションへとつながっていくのです。

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