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2025.07.22正解探しの子育てから、「わが子を見つめる子育て」へ

0・1・2歳 頭と心と体を育てる
ベビーサイン教室
ベビーサイン協会代表理事
ベビーサイン®の専門家
吉中みちる
です。

 

「周りの目」のために頑張る子育て、していませんか?

「こういう子だったらいいな」
「ちゃんとしているって思われたい」


――それって、“まわりの目”のための子育てになっていませんか?

青木悦さん(教育ジャーナリスト)のインタビューで印象的だったのが、
**「自分の見方よりも、“周囲からどう見られるか”に縛られる親が多い」**という言葉でした。

(はい、これも、酒井駒子さんの表紙イラストで購入したバックナンバー。2010年5月版です)

まるで、子どもが「自分の評価の一部」であるかのように、「ちゃんとした子」に育てようと必死になる。


でも子どもって、親の期待通りにはいきません。そんなとき、親は“否定された”と感じてしまい、怒らなくてもいいことで怒ってしまう――
その結果、子どもはなぜ怒られたのか分からず、親子の心がすれ違ってしまうのです。

確かに!確かに!

息子が生まれてからずっと「ベビーサインを広める仕事」をしていると、うちの子達を「ベビーサイン協会の代表の子ども達」って見て取る人もいるよな~って多少不安になったことも、そういえば昔ありましたね・・・

「助けて」と言えないママたち

青木さんは、今の親世代が**「助けてが言えない孤立状態」**にあるとも話していました。

・倒れるわけにいかない緊張感
・本音で弱さをさらけ出せない
・情報収集に一生懸命で、「間違えたくない」と思いすぎる

でも、本当は――
正解なんて、子育てにはないんです。

そうそう!だから、私は

子育てなんて、「間違えてなんぼ!!!」って思った方が、ずっとラクだと思うんです。

わが子を“見る力”こそが大事

子どもは一人一人違います。
性格も、気質も、発達スピードも、育つ環境も――全部違う。

だから、ベビーサイン育児の普及の時に、繰り返し私が言うのは、目の前の「わが子」をちゃんと見ることが一番大切な子育ての軸ってこと。

「○○ちゃんはもう歩いてるのに」
「△△くんはもっとおしゃべり上手なのに」

そんなふうに比べることに意味はありません。
親がやるべきなのは、「比べる」ではなく、「見る」こと。

我が子の目線、気持ち、サイン、全部を受け止めていくこと。

「ベビーサイン」が教えてくれた、“わが子を見る”喜び

まだお話ができない赤ちゃんでも、ちゃんと意思があって、伝えたいことがある。

【ベビーサイン】は、それを見逃さないツールです。

ママと赤ちゃんが“見る”“見つめ合う”“感じる”関係になるための、
最初の一歩かもしれません。

赤ちゃんの「手のひら」には、ママへのメッセージがぎゅっと詰まっています。

「わが子の今」を信じて、ちゃんと向き合おう

「うちの子はうちの子」
「この子の育ちを見守ろう」

そう思えるようになると、怒りや焦りよりも、“信じる力”と“愛しさ”が育っていきます。そしてそれは、子どもにとっても最高の安心材料。

青木さんはこうも言っています。

「唯一のしつけは“抱きしめること”だと思う」

ベビーサインもまた、言葉を超えた“抱きしめる”行為かもしれません。
あなたのまなざしと、赤ちゃんの手がつながるとき、そこに比べなくていい親子の幸せがきっとあるはずです。

(ある夏の日。娘の描く線の上をたどって歩く私)

「正解」はない。でも「わが子」はここにいる

迷って当たり前、不安になって当然。

でもそのたびに、“わが子の今”に立ち返ってください。

子育ては「評価されること」じゃなく、
“わが子と一緒に育ち合うこと”

そして、わが子と楽しむこと

そのことを思い出させてくれるのが、ベビーサインのようなあたたかいコミュニケーションなのかもしれません

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