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2025.05.21手は“第2の脳”!遊びとベビーサインで育てる赤ちゃんの可能性

「小さな手の可能性」

 

0・1・2歳 頭と心と体を育てる
ベビーサイン教室
ベビーサイン協会代表理事
ベビーサイン®の専門家
吉中みちる
です。

 

赤ちゃんの手、すごい力を秘めてる!

~手の発達から見える「やってみたい!」の芽

赤ちゃんの手指の発達には段階があるって、ご存知でしたか?
月齢によってできることがどんどん増えていく赤ちゃん。そんな発達を知っておくと、毎日の遊びや関わりがもっと楽しく、意味のあるものに変わります。

「この時期はこんなことができるんだ!」

「あのしぐさにはこんな意味があるんだね」


そうやって赤ちゃんのサインや行動を理解できると、育児のストレスもぐんと減りますよ。

今回は、ベビーサインの視点から、赤ちゃんの「手の発達」を月齢ごとにわかりやすくご紹介します。

 

【0〜3ヶ月】“ギュッ”が語りかける、生まれたてのメッセージ

新生児の小さな手、ぎゅっと握っているのは「把握反射」。無意識に手のひらに触れたものを握る本能的な動きです。
私の子どもたちも、生まれたての頃にパパの指をしっかりと握っていた姿が今も忘れられません。

2ヶ月頃になると、「手」が自分の体の一部だと気づくようになり、じーっと見つめたり、なめたりする「ハンドリガード」が始まります。

赤ちゃんが拳をなめて「オエッ」となる姿、見たことありませんか?微笑ましいですよね。

この時期はおもちゃを握らせるのも良い刺激に。ただし、まだ自分で離すことが難しいので、安全面には注意が必要です。

 

【3〜6ヶ月】「手を伸ばす」ができた日、それは大きな一歩!

首がすわり始めたら、赤ちゃんの世界がグッと広がります。
欲しいものに手を伸ばす「リーチング」が見られるようになるのです。

ガラガラを見せて「いい音だね」「触ってみる?」と話しかけてみましょう。赤ちゃんが手を伸ばす瞬間は感動ものです。

メリーを激しく揺らしたり、腹ばいでボールを追いかけたり…そんな行動のすべてが「手指」と「脳」を育てているのです。


手は「第2の脳」とも言われるくらい、感覚や思考と深く関わっています。いろんな素材に触れる経験も大切にしたいですね。

 

 

【6〜11ヶ月】「つかむ」「はなす」で世界が広がる!

手首や指の動きがどんどん器用になるこの時期。
右手から左手への「持ち替え」ができるようになるのもこの頃です。私は子育て中、これができない時期があることを知らず、改めて知った時には「なるほど!」と驚きました。

この時期は、ティッシュケースからスカーフを引っ張り出すなど、「引っぱる・取り出す」遊びが楽しくなります。
思い出すのは、娘がトイレットペーパーをうれしそうに延々と引っ張っていた姿…【もっと】のベビーサインをしながら、満面の笑み!怒る気になれなかったのは、ベビーサインのおかげだったかもしれません。

また、【どこ?】のサインと一緒に、ハンカチで隠したおもちゃを探す遊びもおすすめ。赤ちゃんの「考える力」も育ちますよ。

 

【1〜2歳】「できた!」があふれだすミラクルな時間

1歳をすぎると、

・小さなものをつまむ

・スプーンを使う

・積み木を積むなど、手指の動きは一気に多様になります。
この時期は、手の使い方そのものが「遊び」になります。

紙を破る、シールを貼る、ネジを回す…
そんな行動のひとつひとつに、達成感と自己表現が詰まっていて、「できた!」という体験が子どもの自信に繋がります。

ごっこ遊びや工作も楽しめるようになる時期。
赤ちゃんが「手」を通して表現する姿を、ぜひ見守ってあげてくださいね。

 

【手を育てる=心を育てる】ベビーサインで育む「伝えたい!」の力

赤ちゃんの手指の発達を見ていくと、そこには「やりたい」「伝えたい」という強い気持ちがあふれています。
その気持ちに寄り添い、応える手段として、ベビーサインはとても効果的です。

手の動きは心とつながっていて、ベビーサインはその橋渡しになります。

【もっと】【どこ?】そんなサインを通じて、赤ちゃんとの関係もぐんと深まります。赤ちゃんの発達を理解し、楽しく学びながら支援できる方法を、あなたも身につけてみませんか?

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