2025.09.08子どもの体ってどう違うの? ― 榊原洋一先生のお話から
まだまだ暑さが続くので、水分補給大事!
0・1・2歳 頭と心と体を育てる
ベビーサイン協会代表理事&
ベビーサイン®の専門家
吉中みちるです。
小さくて丸い体には意味がある
子どもの体は大人とはまったく違います。大人に比べると小さくて、丸みを帯びていて、なんだか“ぽてん”とした体型ですよね。
実はこれ、ただ「かわいい」だけではなく、成長の過程でちゃんと意味があるんです。
熱をため込みやすい子どもの体
子どもの体はころんとした形をしています。この形だと、体の表面積が少なくなり、体の熱を外に逃がしにくいのです。
昔はクーラーがなかったので、夏になると子どもが体温を上げすぎてしまう「夏季熱」という症状がよく見られました。
今でも「子どもは大人より暑がり」「体が熱っぽい」と感じること、ありませんか? それは体の仕組みが大人と違うからなんですね。
みずみずしさのヒミツ
子どもは大人よりも水分をたっぷりと体に含んでいます。その量はなんと大人の約2倍!
だからこそ、赤ちゃんや小さな子どもはぷるんとしたみずみずしい体をしているのです。
これは腎臓がまだ未発達で、水分をうまく調整できないために「多めに抱えておく必要がある」から。大人と違った体の事情が隠れているのですね。
汗っかきは元気の証?
「うちの子、本当に汗っかきで…」と悩むママやパパも多いと思います。でも実はそれも子どもの体の特徴です。
子どもは大人の1.5~3倍も汗をかくといわれています。その理由は、新陳代謝が活発で、熱をため込みやすい体だから。
しかも汗腺の数は大人と同じ。小さな体に同じ数の汗腺が詰まっているので、汗の密度がとても高いのです。
気をつけたい脱水症状
ただし、汗っかきだからこそ注意が必要なのが「脱水症状」。
子どもはまだ腎臓の機能が未発達なので、体が水分を必要としているのに、尿として出してしまうことがあります。確かに!わたしたち大人は、暑いときに水分をあまり取らないと、トイレに行く回数が減りますよね。でも、子どもは違うんですね。
つまり「汗で出る」「尿で出る」で、水分がどんどん失われてしまうのです。
夏場や発熱時には特に、こまめに水分補給をしてあげることがとても大切です。
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