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トピックス

2025.12.25年末年始のお知らせ

誠に勝手ながら、下記の期間を休業とさせていただきます。

 

2025年12月25日(木)~2025年1月7日(水)

 

休業期間中はご不便をおかけいたしますが、

ご理解くださいますようお願いします。

なお、期間中にいただきましたお問い合わせには

年明け1月8日(木)より順次ご返信させていただきます。

 

どうぞよいお年をお迎えください。

2025.12.24スクリーンに頼りすぎない子育てへ。赤ちゃんの脳が喜ぶ関わり方

赤ちゃんにスマホを見せすぎると…って、本当のところどうなの?

子育てをしていると、
「ちょっとだけ動画に頼りたいな」
そんな瞬間、ありますよね。

 

ごはんの支度中、ぐずったとき、どうしても手が離せないとき。
スマホやタブレットは、今の子育てに欠かせない存在にもなっています。

 

でも最近、乳幼児期のスクリーンタイムについて、気になる研究結果がいくつか報告されています。

 

スクリーンを見る時間が長いと、起こりやすいこと

カナダの研究(2019年)では、
5歳の時点で1日2時間以上スクリーンを見る習慣がある子どもは、ADHD症状に該当するリスクが約7.7倍になる、という結果が出ています。

 

また、中国で4万人以上を対象にした大規模研究(2022年)では、
0〜3歳のスクリーン視聴時間が長いほど、3歳時の「多動傾向」が強くなることがわかりました。

 

特に、
1日3時間以上スクリーンを見ていた子どもは、
まったく見ていなかった子と比べて、
多動症状が出るリスクが4.62倍高かったそうです。

 

どうして影響が出るの?

これらの研究で共通して指摘されているのは、

 

  • 注意力が育ちにくくなる

  • 落ち着いて何かに取り組む力が育ちにくくなる

  • 脳の中でも「考える・我慢する・切り替える」を担う前頭葉の発達に、遅れが見られる可能性がある

 

という点です。

 

スマホやタブレットがなかったらどうする?

私が子育てをしていたのはもう20年以上も前。その頃はガラケーの時代で、通話には便利だけど、子どもたちに動画を見せるツールではありませんでした。

 

だから、子どもたちが愚図ったらどう乗り切るか?をいろいろ考えました。
お出かけのカバンには

 

・ペン・ノート・折り紙・動物や乗り物のフィギュア・ハンカチ・新しいおもちゃ・シール・ミニ絵本

 

こんなのが入っていた記憶があります。愚図ったら、その場の状況によってカバンから取り出す。食が細い子たちだったので、おやつを出すよりも効果的でした。

 

赤ちゃんが本当に必要としているのは「やりとり」

 

赤ちゃんの脳は、

  • 見て

  • 聞いて

  • 触れて

  • 反応を返してもらう

こうした人とのやりとりの中で、ぐんぐん育ちます。

 

一方、スクリーンはどうしても
「一方通行」になりやすい。

 

だからこそ、
日常の中で増やしたいのは、

  • 目と目を合わせること

  • 声をかけること

  • 一緒に笑うこと

その延長線上にあるのが、ベビーサインです。

ベビーサインは「スクリーンの代わり」になる

ベビーサインがあると、

  • 赤ちゃんが「伝わった!」と感じられる

  • 泣く前に気持ちを伝えられる

  • 大人が先回りして動画を見せなくてもすむ

 

そんな場面が増えていきます。愚図ってないのに、もうすぐ愚図るかも・・・ってタイミングで先回りして動画を見せている方も多いのでは?

 

「何をしてほしいのかわからなくて、とりあえずスマホ」
から、

「手で教えてくれたね」
「そうだったんだね」

へ。

 

これは結果的に、
スクリーンに頼る時間を自然に減らすことにもつながります。

完璧じゃなくていい。選択肢があることが大事

忙しい毎日の中で、
スクリーンに助けてもらう日があっても大丈夫。(本当はゼロ=0の方がスッキリわかりやすいですよ!)

 

でも、
「別の方法もあるよ」
「赤ちゃんと通じ合う楽しい道具があるよ」

 

そう知っているだけで、
子育ては少しラクになります。

 

ベビーサインは、
赤ちゃんの脳を育てながら、
親子のやりとりを増やし、
結果としてスクリーンタイムを減らすことにもつながる。

そんなやさしい循環をつくってくれる存在なのかもしれません。

 

ベビーサインのすべてがわかる1冊はこちら「ベビーサイン図鑑」良かったら手に取ってみてください。

2025.12.16感謝「ベビーサインサンタ」プロジェクト ゴール達成!

12月1日〜15日に開催した「ベビーサインサンタ」プロジェクトに、多くのご賛同をいただき、ありがとうございました。

124名の方にご賛同いただき、セカンドゴールも無事に達成しまして、これから発送作業にうつります。

詳細の報告は追ってさせていただきますが、まずは賛同いただきましたみなさまに、お礼のご報告まで。

本当にありがとうございました。

   

アンバサダープランに協賛いただいた皆様を、ご紹介します。

Atsuko 地球を旅するライフコーチ 様
自由が丘みひかるサロン&助産院 様
髙橋 惠子 様
株式会社 E-Style 様
NPO法人日本タッチカウンセリング協会 様
「みみちゃん子育てサロン」きたじせつこ 様
midori 様
やまうら あや 様

吉中 みちる 様

改めまして、応援・ご協力いただいた124名の方に感謝申し上げます。

笑顔をつないでいただき、ありがとうございました。

2025.12.01全国の乳児院にベビーサインを!「ベビーサインサンタ」プロジェクト

こんにちは。ベビーサイン協会代表の吉中みちるです。

 

私には、ずっと「いつか実現したい」と願い続けてきた思いがあります。
それは――全国の乳児院で、ベビーサインを取り入れていただくこと。

 

協会を立ち上げて間もない頃、講師資格プログラムを受講された方の中に、乳児院でお仕事をされていた方がいらっしゃいました。その時、私は初めて「乳児院」という場所を知りました。
それ以来、ずっと心の中で温めてきた思いが、いまようやく「クリスマス」という特別なタイミングで形になりました。

 

調べていくうちに、乳児院に預けられる赤ちゃんの多くが短期間の滞在であることも知りました。
そうなると、ベビーサインを覚えるまでに時間が足りないお子さんも多いかもしれません。
それでも――
職員の方がベビーサイン図鑑を手にしてくださるだけで、そこに流れる時間が、もっと温かく・やさしいものになるのではないか。
そう信じています。

 

そして、てってちゃんパペットは、どこへ行っても赤ちゃんの人気者。
初めての場所でも、赤ちゃんの心にそっと寄り添い、安心を届けてくれるはずです。

 

今回のキャンペーン期間は 12月1日〜15日 と短いのですが、
このクリスマスに、“思い”を確かな形にして届けたいと願っています。

 

どうか、皆さんのお力を貸してください。
皆さまからの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

 

 

 

2025.11.08「できた!」が赤ちゃんを育てる —— “生まれながらの科学者”という視点

赤ちゃんの「くり返し行動」には理由がある

 

落としたおもちゃを拾っては、また落とす。
スプーンを投げて、ママの顔を見る。

 

「わざとやってるの?」と思うような行動も、
実は赤ちゃんにとって大切な「研究活動」って知ってました?

 

 

「コンピテンス理論」——赤ちゃんの“できた!”を支える力

 

1959年、アメリカの心理学者 ロバート・W・ホワイト は、
人間の行動を「欲求を満たすため」だけではなく、
自分が環境に働きかけ、うまくできたと感じるため」に起こるものだと説明しました。

 

この「うまくできた!」という感覚を、彼はコンピテンス(competence)と呼びました。

 

ホワイトによると、人はこの「できた!」を味わうために、
繰り返し試したり、工夫したりするんですって!
赤ちゃんの“いたずら”のように見える行動も、
実は「自分にはできる!」を確かめる小さな挑戦なんです。
そう考えると、じっくり観察したくなってしまいますよね。

 

 

「赤ちゃんは生まれながらの科学者である」

 

ベビーサインの研究者として知られる
リンダ・アクレドロ博士とスーザン・グッドウィン博士 はこう言っています。

「赤ちゃんは生まれながらの科学者である」

 

彼らは、赤ちゃんが日々の遊びややりとりの中で、
まるで実験のように「試して→観察して→学んでいる」と指摘しました。

 

つまり赤ちゃんは、自分なりに世界の法則を“検証”しているのです。

 

 

ベビーサインが「科学者の心」を育てる

 

まだ言葉が出ない時期でも、赤ちゃんは
「伝えたい」「わかってほしい」という強い探究心を持っています。

 

ベビーサインは、そんな赤ちゃんの実験心をサポートするツールです。

 

たとえば【もっと(more)】のベビーサインを見せたら、ママが反応してくれた。
——この瞬間、赤ちゃんは“仮説が立証された”ような喜びを感じています。

 

その「通じた!」「できた!」の経験が、
ホワイトの言うコンピテンス=有能感を育てていくのです。

 

 

「伝わったね」が赤ちゃんの自信になる

 

ベビーサインのやりとりは、
赤ちゃんの「自分で世界に働きかける力」を引き出します。

 

ママやパパの「わかったよ」「そうだね」の一言が、
赤ちゃんにとっての“次の実験へのエネルギー”。

 

ホワイトの理論とアクレドロ博士たちの言葉をつなげてみると、
ベビーサインはまさに、
赤ちゃんが自分の力を発見していく科学的なコミュニケーションといえるのではないでしょうか?

 

 

おわりに

 

いや~心理学のフィールドをちょっとかじってみると、ベビーサインの素晴らしさに改めて気づくことができるんですよね~

 

ベビーサインの全体像はこちらのベビーサイン図鑑で!

2025.11.07「なんで赤ちゃんは頭でっかちなの?」——人間だけがもつ“発達のデザイン”

赤ちゃんの頭って、大きくない?

 

生まれたばかりの赤ちゃんを見て、
「頭がおっきいな〜」と思ったこと、ありませんか?

実はそれ、気のせいではありません。

人間の赤ちゃんの体は、“頭でっかち”にできているんです。
でもそれは、ただの特徴ではなく——人間が人間らしく育つためのデザインなんです。

 

 

「頭身比」って知ってる?

 

“頭身比”とは、頭の大きさと体全体の比率のこと。

 

人間の赤ちゃんは、生まれたとき 約4〜5頭身
大人になると 7〜8頭身 になります。

 

では、ほかの哺乳類はどうでしょう?

 

人間の赤ちゃん→  約4〜5頭身  立つまで約1年、脳の発達が著しい
犬の赤ちゃん→   約6〜7頭身  数週間で歩きはじめる
馬の赤ちゃん→   約8〜9頭身  生後すぐに立ち上がる
キリンの赤ちゃん→ 約9頭身    数時間で走ることもできる

 

この表を見ると、人間の赤ちゃんだけが「極端に頭が大きく、体が未発達」な状態で生まれていることがわかります。そして、人間以外の哺乳類は赤ちゃんの時と大人になったときの頭身比にそんなに違いがないんですって!

 

 

なぜ人間だけ“頭でっかち”なの?

 

理由はずばり、脳の発達スピードが桁違いに早いから。

 

人間の脳は、生まれた時点でまだ発達の途中。
それでも、すでに体全体の1/4ほどを占める大きさがあります。

 

もしお腹の中で脳がもう少し発達してから生まれようとすると……
骨盤を通れなくなってしまうんです!

 

だから人間は、「まだ未完成な状態で生まれる」という進化の選択をしたのです。

 

 

“未完成”だからこそ育ちあえる

 

生まれたばかりの赤ちゃんは、歩けないし、自分で食べることもできない。

でもその代わりに、大きな頭の中には“これから学び、感じ、話し、つながる力”が詰まっています。

 

この「未熟であること」こそ、ママやパパがそっと支え、寄り添いながら育っていくための人間らしい設計なんです。

 

 

「かわいい」の秘密は、進化のメッセージ

 

心理学では「ベビースキーマ(baby schema)」といって、
赤ちゃんの大きな頭やまるい顔、短い手足は、
大人の「守ってあげたい!」という気持ちを引き出すデザインだと考えられてるんですって!

 

つまり、赤ちゃんの“頭でっかち”は、生き延びるための進化のサインでもあるんです。

 

 

ベビーサインにもつながる「頭の中の成長」

 

人間の赤ちゃんは、体よりも先に脳とコミュニケーションの基盤が発達します。
まだ言葉は話せなくても、“理解しようとする力”“伝えようとする力”はどんどん伸びていくんです。

 

だからこそ、ベビーサインのように「アイコンタクトをしながら手の動きで気持ちを伝える」やりとりができるんです。

 

あの大きな頭の中では、ママやパパと通じあうための神経ネットワークが、
まさに急成長している最中なんですね。

 

 

おわりに

 

赤ちゃんの“頭でっかち”は、
ただの見た目の特徴じゃなくて——
人間の発達そのものを象徴する形です。

 

「未完成」であることは、弱さではなく、
成長の余白と、つながる力の証

 

今日もその大きな頭の中で、たくさんの「わかった!」「伝えたい!」が芽吹いているんですね。