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2026.10.02寝た赤ちゃんと、寝なかった赤ちゃん。翌日の記憶に差が出た?

2015年、赤ちゃんの睡眠と記憶について、とても興味深い研究が発表されました。

対象は、生後9〜16か月の赤ちゃん。

研究者は赤ちゃんに、見たことのない物体と、新しい言葉を組み合わせて覚えてもらいました。

そして、その後に、

「昼寝をする赤ちゃん」

と

「昼寝をしなかった赤ちゃん」

に分けて、記憶を調べたのです。

すると……

昼寝をした赤ちゃんは、覚えた物体と単語の組み合わせを記憶していただけではありませんでした。

似たような、まだ見たことのない物体にも、その言葉を当てはめられるようになっていた。

つまり、

「この物だけが○○」

ではなく、

「こういう種類のものを○○というんだ」

というところまで、知識を広げていたのです。

一方、昼寝をしなかった赤ちゃんでは、その「一般化」が確認されませんでした。

研究では、こうした記憶の一般化と、昼寝中の「睡眠紡錘波」という脳活動との関連も見つかっています。

これって、すごく面白くないですか?

赤ちゃんは起きている間に、

「覚える」

そして眠っている間に、

「整理して、仲間分けする」

ようなことをしている可能性がある。

だから、

「昨日覚えたのに、今日はできない」

ということがあっても、

「忘れちゃった」

とは限らないんです。

脳の中で、まだ整理の途中なのかもしれません。

そして、この「一般化」って、赤ちゃんの学習にとても重要です。

例えば、

「これは犬」

という経験を1回しただけで終わったら、

その犬とまったく同じ犬しか「犬」になりません。

でも、

「大きさは違うけど、これも犬」
「色が違っても、これも犬」

と分かるようになることで、赤ちゃんは少しずつ、

「犬」というカテゴリー

をつくっていきます。

しかも、そこに、ベビーサインがあると、
どこからどこまでを「犬」として理解しているかもわかるんですよ。
ある日、息子は散歩中にみた小さなポメラニアンを見て【猫】ってベビーサインをしたんですよ。
そこで、私はピンとひらめいたんです。息子には、わが家に当時いたでっかいラブラドールが【犬】で、小さいのは【猫】という理解だったんだろうって!

世界は、毎回まったく同じものが出てくるわけではありません。

だからこそ、

「似ているものをまとめる」

という脳の働きが必要になる。

そして、その整理に睡眠が関わっている。

そう考えると、お昼寝って、

「何もしていない時間」

ではないんですよね。

むしろ、

今日経験したことを、明日の「わかる」に変えている時間

なのかもしれません。

だから、赤ちゃんが寝ている間に、

「今のうちに家事を!」

と頑張るのもいいけれど、

「今、この子の脳は今日の経験を整理しているのかも」

と思ってみるのも、ちょっと面白い。

赤ちゃんの睡眠は、

ただ身体を休める時間ではなく、

学んだ世界を、自分の中に整理していく時間

なのかもしれません。

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