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2026.10.01絵本を読むとき、ベビーサインはどう見せればいい?

先日、noteの質問箱にこんなご質問をいただきました。
実は、質問箱、設置してから、初めての質問!ありがとうございました。

まず、最初にお伝えしたいのは、

今の読み聞かせのスタイル、全然問題ありません。

むしろ、1歳3ヶ月のお子さんがママの足に腰掛けて、後ろから腕を回してもらいながら絵本を楽しんでいる。なんだか、とてもいい時間だなぁと思いました。

そして、実は私は、絵本を読むときに「ベビーサインを見せなきゃ」と頑張らなくてもいいと思っています。

絵本は、絵本として楽しんでほしい

ベビーサインを始めると、

「せっかく動物が出てきたんだから、【犬】のサインを見せよう」

「ここにりんごが出てきたから、【りんご】をやらなくちゃ」

と思うことがありますよね。

もちろん、それが楽しいのであればやっていただいて大丈夫です。

でも、

「絵本に出てくるもの=ベビーサインを教えるチャンス」

と考えすぎなくても大丈夫。

絵本を読む時間は、まずは絵本を一緒に楽しむ時間であってほしいのです。

「わんわん、いたね!」

「おいしそうだね」

「このくまさん、何してるのかな?」

そんなふうに、ママと赤ちゃんが絵を見ながら一緒に笑ったり、驚いたり、指をさしたり。

それだけでも、十分に豊かなコミュニケーションです。

だから、サインを見せるために無理に体勢を変えたり、赤ちゃんの顔が見えるように座り直したりする必要もありません。

今の親子で楽しんでいるスタイルを、そのまま大切にしてください。

じゃあ、ベビーサインはいつ使うの?

って思いますよね?!

私は、絵本を「ベビーサインを教える教材」にするよりも、日常生活の中でベビーサインを使えるようにしておくことをおすすめしています。

たとえば、日常の中で、

「りんご、おいしいね」

「わんわん、いたね」

「おしまいにしようか」

「もっと食べる?」

などと、声かけと一緒にベビーサインを使っていく。私たちベビーサイン協会が繰り返しみんなにお伝えしている「普段の語りかけにベビーサインを添える」これが基本です。

そうやって、少しずつ赤ちゃん自身がサインを使えるようになってくると……。

ある日、絵本を読んでいると、大人が気づかなかった小さなネズミを見つけて【ネズミ】いたよ!って教えてくれたり、あの有名な「はらぺこあおむし」の大きなさなぎを見て【パン】ってサインをしてくれたり。

見落としや、勘違い、発見をたくさんベビーサインで教えてくれるようになるんです。

それはまるで、絵本の中の世界についてママとおしゃべりしているような感じです。幼稚園児が絵本を読んであげると、いっぱいおしゃべりしながら、突っ込みしてくれる感じと同じです。

私は、ここがベビーサインと絵本の、とても楽しいところだと思っています。

「見せる」から「一緒に楽しむ」へ

ベビーサインを始めたばかりの頃は、大人がサインを見せることが多いですよね。

「これが【犬】だよ」

「これは【りんご】だよ」

と、赤ちゃんに伝えていく。

でも、赤ちゃんがサインを覚えて使えるようになってくると、だんだん関係が変わってきます。

大人が教えるだけではなく、

赤ちゃんのほうから、絵本を読んでいるママに話しかけてくれるようになる。

だから、絵本を読むたびに「今日は何個サインを見せられたかな?」と考えなくても大丈夫。

むしろ、

「今日はどんなことを、この子が伝えてくれるかな?」

くらいの気持ちで、一緒に絵本を楽しんでみてください。

そして、もし絵本の途中で赤ちゃんが突然サインをしたら、

「わーこんなところに小さなネズミさんいたね」

「えーーーこれ、パンに見えたの?!」

と、その気持ちを受け止めてあげる。

それだけで、絵本がもっともっと楽しい「おしゃべりの時間」になっていきます。

今のご質問者さんのように、親子で絵本を楽しめているなら、それが何よりです。

ベビーサインを絵本に合わせるのではなく、ベビーサインがあることで、絵本の時間に赤ちゃん自身の「伝えたい!」が加わっていく。

そんなふうに考えてみてくださいね。

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