babysigns.

ブログ

2026.01.08ママとパパの脳の違いを、どう埋めていくか― 夫婦で「チーム育児」になるための視点 ―

はじめに|わかってほしいのに、伝わらない

ママ:「なんで気づいてくれないの?」
パパ:「言われないと分からないんだよ」

 

育児中の夫婦から、
本当によく聞く言葉です。
何年も一緒に暮らしてくると、
男性というのは、やって欲しいことを
1から10まで細かく伝えて初めて
理解できる生き物だってわかってくるんですがね笑

 

お子さんが小さいうちは
きっと皆さんまだまだその域に達してない。

 

だから、ママやパパが感じていること、
どちらも、間違っていません。
そして、どちらも悪くありません。

 

前回の記事では、
ママとパパの脳は、育児期に“違う方向”へ変化しやすい
という話を書きました。

 

今回はその続きとして、
その違いをどう埋めていけばいいのか
「チーム育児」という視点で考えてみたいと思います。

 


脳の違いは「ズレ」ではなく「役割分担」

まず大切な前提があります。

 

ママとパパの脳の違いは、
欠点ではなく、役割の違いです。

 

  • ママの脳:
    赤ちゃんの小さな変化に気づく
    先回りして守る

  • パパの脳:
    全体を見る
    行動を起こすきっかけを待つ

 

この2つは、
本来は補い合う関係

 

でも育児では、
「同じようにできること」を
無意識に求めてしまいがちです。

 

そこに、すれ違いが生まれるんです!

 


すれ違いが起きる、本当のポイント

夫婦の衝突は、
多くの場合ここで起きます。

 

ママ:気づいてほしい
パパ:言ってくれればやる

 

これは、
愛情の差ではありません。

 

「見えている情報」が違うだけ。

 

ママの脳は、
赤ちゃんの“変化”をキャッチする。

 

パパの脳は、
“依頼”があって初めて動きやすい。

 

ここを理解しないまま話すと、
「なんで分からないの?」
「なんで言わないの?」

という平行線になります。

 


「同じになる」必要はない

チーム育児で大切なのは、
同じようにできることではありません。

 

大切なのは、

  • 同じ赤ちゃんを

  • 同じ方向を向いて

  • 違う役割で支える

という感覚なんです。

 

だから、
「察してほしい」より
「共有する」。

 

「できないでしょ」より
「一緒に見てみよう」。

 


チームになるための、3つの視点

 

① 状態を伝える(指示じゃなくて)

「これやって」より、
「今ちょっと余裕がない」。

「なんでやらないの?」より、
「今、助けてほしい」。

 

タスクではなく、状態を共有すると、
パパの脳は動きやすくなります。

 


② 正解を決めない

赤ちゃんの対応に、
完璧な正解はありません。

 

「こうしてほしい」ではなく、
「どう思う?」と聞いてみる。

 

これは、
上下ではなく横並びになる合図です。
(そんな余裕ないこともしばしばありますけどね・・・)

 


③ 赤ちゃんを“間に置く”

ここで、ベビーサインが役立ちます。

 

ベビーサインは、
ママの代わりに
パパを“教育”するものではありません。

 

赤ちゃんの気持ちを、
夫婦の真ん中に置くためのツール

 

「このベビーサインって事はこう言ってるよね?!」
「さっきと違うサインだね」

 

そんな会話が増えると、
夫婦は自然と
“同じものを見ているチーム”になります。

 

育児のスタートにベビーサインがあると、
ママにもパパにも、同じように
赤ちゃんの気持ちがわかるようになる!

 


チーム育児は、仲良しである必要はない

誤解されがちですが、
チーム育児=
いつも仲良し、ではありません。

 

  • イライラする日もある

  • うまく噛み合わない日もある

 

それでも、

赤ちゃんの前では、
同じチームでいようとする姿勢

それだけで、
十分です。

 


おわりに|埋めるべきは「違い」ではなく「理解」

ママとパパの脳の違いは、
なくすものではありません。

 

埋めるべきなのは、
相手への期待と現実のギャップ

 

そしてそのための鍵は、
「分かってもらう」より
「一緒に見る」。

 

チーム育児は、
特別なスキルではなく、
視点の選び方。

 

今日から、
少しだけ意識してみてください。