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2025.06.06そのしぐさ、成長のサインかも!“つもり行動”って?

―想像力の芽生えとベビーサインの関係―

 

0・1・2歳 頭と心と体を育てる
ベビーサイン教室
ベビーサイン協会代表理事
ベビーサイン®の専門家
吉中みちる
です。

 

【つもり行動ってなに?】

1歳を過ぎた頃から、赤ちゃんが空のコップを持って「ゴクゴク」と飲むマネをしたり、ブロックを食べ物に見立てて「あーん」と食べるフリをすることがあります。

こうした「◯◯したつもり」の行動は、「つもり行動」と呼ばれ、ごっこ遊びや言葉の発達と深い関わりがあります。

これは、実際のものを想像の中で置き換えられる“象徴的思考”が育ちはじめている証拠。


赤ちゃんの心の中で「現実」と「イメージ」がつながってきているんですね。

1歳過ぎから、もう、そんな事もできるようになるんですね!

(↓ 息子1歳3ヶ月)

【ベビーサインとつもり行動】

ベビーサインを使っている赤ちゃんは、自分の思いを伝えることに慣れているので、「つもり行動」がより豊かに、物語性をもって展開されることがあります。

たとえば、こんなエピソードがあります。

大好きなお人形さんに、おもちゃの食べ物を食べさせる真似をしたあと、自分で【おいしい】のベビーサイン。

そして、そのあと、お人形のほっぺもペチペチ(というか、動画はかなり激しく汗、バンバン)して、【おいしい】のサインをやってました。

まるで、「お世話ごっこ」のワンシーン。

「ね!おいしいよね!美味しいはこうだよ!」

見たいな圧もちょっと感じられる動画で、すごく面白かった記憶があります。

(誰の動画だったかな・・・どこかにあるはずなんだけど探せなくて・・・)

【「想像する力」が育ってきた証】

このような行動は、赤ちゃんの中で「あるはずのもの」を思い描く力が育ってきた証。


これは後々、言葉の習得にも大きく関わってきます

言葉も実は「モノを象徴する音」なので、こうした“見立て”の力が言葉の理解とつながっているのです。

ベビーサインを使っていると、その思考のプロセスが目に見えるかたちで表現されるので、保護者の方もお子さんの心の成長に気づきやすくなります。

【おうちでできる!つもり行動のひろげ方】

もしお子さんが空のカップで飲むマネをしていたら、「ゴクゴク、おいしいね!」と声をかけてみてください

ママやパパが共感してくれることで、赤ちゃんの想像の世界が広がっていきます。

また、そこにベビーサインを取り入れたりすると、簡単な“物語”のやりとりができるようにもなります。

たとえば、

赤ちゃん:コップで「ゴクゴク」飲む真似をしている

ママ:【もっと】飲みたいかな?

赤ちゃん:またゴクゴクって飲む真似を繰り返す。

このように、赤ちゃんの“やりたい気持ち”に寄り添うことで、心とことばの土台がどんどん育っていきます。

【おわりに】

「つもり行動」は、赤ちゃんの想像力の芽生えであり、ごっこ遊びのはじまり。

ベビーサインは、それをさらに豊かにサポートしてくれる**“心の架け橋”**です。

赤ちゃんが何気なく見せてくれるしぐさの中には、実はたくさんの学びと成長のヒントが詰まっています。


ぜひ、日々の育児の中で、お子さんの「つもり行動」に気づいてあげてくださいね。

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