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2025.11.26娘とのベビーサインがくれた、育児の安心と居場所

こんにちは。ベビーサイン協会代表理事の吉中みちるです。今日は、ある講師の「ベビーサイン講師になるまでの軌跡」を紹介します。提出してくれたエッセイに基づいて書いていきますね。

 

「ベビーサインが通じた日」から、すべてが動き始めた

まだ言葉が出ない頃の娘と、手の動きだけで少しずつ気持ちが通じ合っていく——。あの瞬間の衝撃と喜びは、今でも鮮明に覚えています。

 

最初は半信半疑でした。「本当に伝わるのかな?」と。
でも、娘が一生懸命サインで気持ちを伝えようとする姿、こちらの言葉をベビーサインで返してくれる瞬間に、私は心から思ったんです。

 

「こんな世界があったなんて…!」

 

特に驚いたのは、「ありがとう」や日常のあいさつを自然にベビーサインで表現するようになったこと。
“まだ教える月齢じゃない”と思い込んでいたことも、ふだんの関わりの中でしっかり伝わっていたんですね。

 

この体験を通して、
「ベビーサインの楽しさと素晴らしさを、もっと多くのママやパパに届けたい」
という気持ちが、静かに、でも確実に芽生えていきました。

 

子育ての「居場所」があったから、今度はつくる側に

私が通っていたベビーサイン教室は、単なる“習いごと”ではありませんでした。子育ての悩みを気負わず話せる、ちょっと肩の力が抜けるような場所だったんです。

 

気軽に相談できる相手が身近にいなかった私にとって、
「安心して話せる居場所」 は本当に貴重で、心強い存在でした。

 

だからこそ、同じように孤立しがちなママたちにも、
そんな場所をつくれる側になりたい——。
その思いが、少しずつ膨らんでいきました。

 

さらに、私は仕事で療育支援に携わり、大学院では「言葉の発達」を研究していました。その経験から、

「視覚的なサポートがあると、言葉の発達がスムーズになる子がいる」

ということを強く実感していました。

 

特に、ことばの理解に時間がかかるお子さんにとって、ベビーサインは大きな助けになります。
この確信が、講師として本格的に学びたいという気持ちを後押ししてくれました。

 

ベビーサインは、私の“お守り”

今、娘と向き合う毎日の中で思うのは、
ベビーサインがあるだけで「大丈夫」と思える場面が増えた ということ。

 

言葉がまだ出ていなくても、サインを通じて気持ちが伝われば、お互いに安心できます。その積み重ねが、育児の不安をそっと軽くしてくれるんです。

 

ベビーサインは、私にとって小さな“お守り”のような存在。

 

だからこそ、この安心感やあたたかさを、
これからママ・パパになる方、子育て真っ最中の方にも届けたい。

 

そんな思いで、私はベビーサイン講師育成プログラムに参加することを決めました。

 

あなたの経験も、誰かの力になる

いかがでしたか?
もし今、

 

「自分の経験を活かしたい」
「子育てを応援したい」
「もっとできることがある気がする」

 

そんな気持ちが少しでもあるなら、
ベビーサインの講師資格を取得する学びは、きっとあなたに新しい可能性と気づきをくれるはずです。

 

あなたの想いは、必ず誰かの支えになります。
ベビーサインを通じて、一緒にその第一歩をつくっていきませんか?