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2025.11.17「黄色のサイン」がつないだ、次男くんの“大相撲ラブ”──さいとうさちこ先生の子育てエピソード

こんにちは。ベビーサイン協会代表の吉中です。
今日は、認定講師の さいとうさちこ先生 から届いた、とても素敵な“わが子とベビーサイン”のお話をご紹介します。

 

読んでいて思わずクスッとしたり、「あぁ、ベビーサインってやっぱりいいな」としみじみ感じたり…。そんな温かいエピソードです。

 

ベビーサインとの出会いは、第一子の育児中

さちこ先生は、第一子の育児中にベビーサインと出会いました。
先生はなんと、もともとラジオキャスター。声のお仕事をしていたので、赤ちゃんと“まだ話せないのにコミュニケーションできる”ということに衝撃を受けたそうです。

 

「これはもっとママたちに広めたい!」と、
第二子を妊娠中に認定講師の資格を取得。

 

次男くんは、まさに“生まれた瞬間からベビーサイン環境”での育児スタートだったんですね。

 

10ヶ月で返ってきた初めてのサイン。そこから爆発!

生後10ヶ月で初めてサインを返してくれた次男くん。
そこからは、まさに雪崩のようにサインが増えていき…

 

2歳までに170語!

 

これは、ちょっとした「ベビーサイン語彙力王」です(笑)

 

ベビーサインで「やりたいこと」や「気持ち」をどんどん伝えてくれるので、
自然と“この子はなにが好きなのか”にも気づきやすくなったとのこと。

 

1歳3ヶ月、「黄色」のベビーサインが大ブームに

その中でも特に可愛かったのが 色のベビーサイン
1歳3ヶ月頃に覚えてから、特に「黄色」が大のお気に入りに。

 

黄色いものを見つけると、満面の笑みで
「きいろ!」のベビーサイン。

 

ここから、思いもしなかった世界へつながっていきます。

 

色→相撲へ。まさかのルートで“推し活”スタート

さちこ先生のご家族は、実はみんなお相撲好き。
本場所の時期は、夕方からテレビで観戦するのが定番だったそうです。

 

そこで次男くん、気づくわけですよ。

 

「締め込み(まわし)って、いろんな色がある…!」

 

色好きの子には、そりゃもう刺さりますよね。

特に当時、黄色い締め込みをしていた 遠藤関 が出てくると、それはもう大喜び。そこから、「黒!」「青!」と、まるで実況中継のようにベビーサインで色を教えてくれるように。

 

やがて興味は、締め込み → 化粧まわし → 力士 → 相撲そのものへ。
階段を駆け上がるように“相撲愛”が深まっていきました。

 

3歳前には「四股名と所属部屋」を写真だけで判別

これは私も読んで驚いたのですが…

 

3歳前には、雑誌の力士の写真を見て
「○○部屋の○○!」とわかるようになっていたそうです。

(文字はまだ読めていないのに!)

 

恐竜や電車にハマる子もいるように、
次男くんにとっての“沼”は 相撲 だったんですね。

 

家族で全力サポート。「好き」のエネルギーってすごい

さちこ先生ご一家は、次男くんの「好き」を全力で応援。
土俵入りごっこ、行司ごっこ、呼び出しさんの真似…
家の中がちょっとした相撲部屋のようになっていた時期もあったそうです。

 

楽しそうに夢中になる姿を見ていると、
親としても“もっと伸ばしてあげたい!”と思いますよね。

 

ベビーサインが“好きを見つける力”をくれた

 

さちこ先生はこう言っています。

きっと、ベビーサインで色を楽しむ経験をしていなかったら、
ここまで相撲にハマることはなかったと思うんです。

 

もうひとつ、個人的に深く共感したのは

「ベビーサイン育児をしていると、子どもの表情をよく見るようになる」

という言葉。

 

確かにそうなんです。
ベビーサインを返してくれる日を待っていると、自然と表情や手の動きに敏感になる。それが、“好き”に気づくアンテナになるんですよね。

 

そして現在。7歳の次男くんは相撲クラブで奮闘中!

次男くんは現在7歳。
地域の相撲クラブに入り、毎週の稽古に励んでいます。

 

3歳の頃からの夢はずっと
「横綱になること」

 

もう、まっすぐで素敵すぎます。

 

本人は、その夢に近づくために「入りたい高校」まで考えているそうで、
家族みんなでその背中を優しく押しているとのこと。

 

おわりに──「ベビーサインでつながる」って、こういうこと

 

このエピソードを読んで、改めてベビーサインには

「親子の小さな気づきを積み重ねて、子どもの世界をぐっと広げてくれる」

そんな力があると感じました。

 

何気ない“黄色”のサインが、
一生の夢につながるとは、誰が想像したでしょう。

 

ベビーサインは、親子の未来をそっと押してくれる小さなサインなのかもしれません。

このほかにも、たくさんの親子のベビーサインエピソードを掲載しているのが、こちらの「ベビーサイン図鑑」是非ご覧ください。