2025.07.03「子どもの心が心配…」アメリカの親たちが最も恐れていることとは?
0・1・2歳 頭と心と体を育てる
ベビーサイン教室
ベビーサイン協会代表理事&
ベビーサイン®の専門家
吉中みちるです。
子育てで一番の心配ごとは?
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「いじめ」「薬物」「学力の低下」――
子どもを育てる中で、どれも気になる問題ですよね。でも、アメリカで行われた最新の調査では、それらよりも多くの親が心配していることがありました。
それは、**子どもの「メンタルヘルス(心の健康)」**です。米国Pew Research Centerの調査によると、アメリカの親たちの約4割が「子どもが不安やうつになること」を“非常に心配している”と答えています。
これは、「薬物の乱用」「ティーンエイジャーの妊娠」など、従来大きな問題とされていた項目よりも上位にきています。
子どもの心の不調は、以前にも増して「どの家庭にも起こりうる身近な問題」になっているようです。
メンタルヘルスの心配は家庭でも話されている?
ベビーサインで会話をする子ども達を20年以上見てきて思うのは、赤ちゃんの頃から、おしゃべりができなくてもいっぱい感じて、考えている事があるっていう事!
**子どもたちは小さな頃から“心の中で何かを感じている”**のです。
けれど、言葉にできない感情や不安は、大きくなるにつれて表に出しづらくなることがあります。
今、アメリカでは思春期の子どもたちのうつ症状が社会問題にまでなっており、SNSの影響や、学業・人間関係のプレッシャーが複雑に絡んでいると言われています。
親ができる「小さな心のケア」
では、親にできることは何でしょうか?
それは、「困ったときに話しかけられる関係」を、小さいうちからつくっておくことです。
そのためにはやっぱりベビーサイン
赤ちゃんのうちから、ベビーサインやスキンシップを通じて「わかってもらえる」「伝えられる」という体験を積むことで、子どもは安心して自分の気持ちを表現できるようになります。
「泣いたら抱っこしてくれた」
「伝えたら応えてくれた」その繰り返しが、のちのち大きな“心のバリア”をつくらない下地になります。
ベビーサインで育ったわが子たちとは、小学校、中学校、高校と学校生活や環境、お友だち関係が変る中でも、ちょっと元気がないな、なんかあったのかな?というときに、自然と会話ができる関係がありました。
心を開いてくれるのに、時間がかかることもありましたが、それでもその時間も焦らず待つを繰り返す事で、心を開いてくれるものです。
小さな虐めや学校に行きたくない気持ちも、気づいて受け止めて話を聞く事ができたからこそ、大きな問題に発展しなかったのだろうと、今は思えます。
アメリカの親たちの不安は、実は私たち日本の親にとっても他人事ではありません。
子どもの「心の声」に耳を澄ます育児、あなたの中にも取り入れてみませんか?
そのスタートにベビーサイン、おすすめですよ。
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