2026.02.19「ベビーサインなんて、わざわざやらなくてもいい?」という声について
「昔からジェスチャーは使っていたし、わざわざベビーサインと名付けなくても十分では?」という意見を目にすることがあります。
これは別に今に始まったことではないんですが・・・
こうした声を聞くたびに、
私は少し残念な気持ちになります。
なぜなら、その多くが
ベビーサインを十分に理解しないままのちょっと残念勘違い評価だと思うからです。
今日は、反論ではなく、誤解を整理したいと思います。
① ベビーサインは“特別な育児”ではない
まず大前提として。
赤ちゃんにたくさん話しかけること。
ジェスチャーを交えて関わること。
わかりやすいように
赤ちゃん言葉でやり取りすること。
これらは、とても自然で素晴らしい関わりです。
ベビーサインは、それを否定するものではありません。
むしろ、その延長線上にあります。
② 違いは「数」と「質」
よくお伝えしているのは、
違いは「数」と「質」です。
自然なジェスチャーは、多くの場合、
・ねんね
・いただきます
・ちょうだい
など、限られた表現にとどまります。
皆さんも普段よく使うジェスチャー
思いつくもの、是非書き出してみてください。
20個も30個も思いつく人は
多分、保育経験が豊富な方じゃないでしょうか?
多分ね、皆さん10個くらいじゃないでしょうか?
一方で、ベビーサインとして体系的に日常へ取り入れた場合、
赤ちゃんは平均で約70以上のベビーサインを使えるようになります。
1歳半から2歳にかけて、70以上も単語を駆使して
おしゃべりできるお子さん、あまりいないですよね?!
ところが、ベビーサインとして、
普段の語りかけに、ジェスチャー以上の
手の動きを見せながら関わることで、
子どもたちは、水を得た魚のように
どんどん、手の動きと意味を理解して
使いこなすようになるんです。
そこには、
・やって
・危ない
・痛い
・熱い
・もっと
など、普段のジェスチャーでは
出てこないようなものも含まれます。
すべてのものには名前がある!という
理解に繋がる架け橋と思っていただけると
世界がぐーーんと広がります。
ここが、決定的な違いです。
③ 「マニュアル化」ではなく「再現可能にしている」
「そんなこと、昔からやっていた」
そう感じる方もいるでしょう。
確かに、昔は三世代同居や地域のつながりの中で、
自然と育児の知恵が共有されていました。
でも今はどうでしょうか。
孤立した育児環境の中で、
「どう関わればいいかわからない」と悩む人も少なくありません。
ベビーサインは、
愛情をマニュアル化しているのではありません。
より深く、楽しく赤ちゃんと関わるために
再現可能にしているだけです。
誰でも、どこでも、同じように赤ちゃんとのやり取りを広げられるように。
それが体系化の意味です。
④ “自然にやっていた”との違い
「うちは自然にやっていた」
その言葉の中身を丁寧に見ていくと、多くは
・大人からの一方向の働きかけ
・数個のジェスチャー
・言葉が出るまでのつなぎ
で終わっています。
ベビーサインは、
✔ 赤ちゃんが主体的に
✔ 自分から
✔ 抽象的な概念まで
伝えられるようになるところまでを見ています。
ここが本質的な違いです。
数々のベビーサインエピソードを
みていただけると
「えっ!赤ちゃんってそんな事までわかるの?」
「これが、そんな風に見えてるの?」
と赤ちゃん目線で世界を知ることができるんです。
私のブログにも少しまとめているので
良かったらご覧くださいね。








