2026.01.263歳までの子育ての教科書― 脳科学者・林成之先生が伝える「育脳」3つのポイント ―
『3歳までの子育ての教科書』(アスコム)は、19人の育児の専門家が「3歳までに大切にしてほしいこと」をそれぞれの立場から語っている一冊です。
(少し前に出版された本ですが、とっても参考になりますよ)
今回はその中から、脳科学者・林成之先生のメッセージを、私なりの視点でまとめてみたいと思います。
「生きたい!」「知りたい!」「仲間になりたい!」
すべての学びの土台になる3つの本能
林成之先生は、日本大学大学院 総合科学研究科教授(本の出版当時の肩書きです)「勝負脳」という理論を提唱し、その理論をもとに指導を受けた北京オリンピックの日本競泳選手たちが、驚くような成果を出したことで知られている脳科学者です。
そんな林先生が、3歳以下の子どもの育脳で最も大切だとおっしゃっているのが、次の考え方です。
3歳以下の子どもの育脳には、知識の詰め込みではなく、
まず「本能」と、心が伝わる「脳」を育むことが大切。
そのためのポイントが、次の3つ。
-
「学びたい」という本能を育てる
-
心が伝わるコミュニケーション力を育てる
-
親子で共に進化する
以下詳細説明しますが、AIさんに作ってもらった画像がこれ!

①「学びたい!」本能は、共感から育つ
人は、好きなこと・興味のあることには自然と学びたくなりますよね。
子どもも同じです。
「これ、面白いね」
「すごいね、よく気づいたね」
そんなふうに、子どもの「好き」に親が共感し、一緒に学ぼうとする姿勢が、学ぶ力の土台になります。
ここで、ベビーサインはとても心強い存在です。
言葉が出る前から、
-
何に興味があるのか
-
何が好きなのか
-
何を伝えたいのか
が見えてくる。
だからこそ、子どもの世界に早く気づき、ちゃんと共感できるんですね。
② 心が伝わるコミュニケーションとは「尊重すること」
林先生が言う「心が伝わるコミュニケーション」とは、
相手を一人の人として尊重し、相手の脳に届く言葉を使うこと。
これも、ベビーサイン育児をしていると自然に身についていきます。
まだ話せなくても、
ただ、お世話を必要としている何もできない存在ではなく、
「この子は、ちゃんと感じている」
「伝えたい気持ちがある」
そう思って関わる習慣が、大人側に育つからです。
結果として、
子ども自身のコミュニケーション力も、ぐんぐん育っていく。
これは、私自身実感としても強く感じています。
なんなら、おしゃべりできない時期の方が
ちゃんと一人の人として向き合えてたかもしれない(苦笑)
③ 親のレベルで育てない。親子で一緒に進化する
「親のレベルで子育てをするのではなく、親子で共に進化する」
この言葉にも、私自身、何度も頷きました。
正直にいって
自分が知っている言葉や知識なんて、本当にちっぽけ。
だから私は、
-
絵本から言葉や世界を広げてもらう
-
家庭だけでは得られない体験を、外の世界でさせてもらう
-
周りの人に、たくさん助けてもらう
そんな環境づくりを意識してきました。
子育ては、ひとりで頑張るものじゃない。
周りに頼ることこそが、親子の成長につながると感じています。
子どもは、親を成長させてくれる存在
振り返ると、
わが子のおかげで、私自身が大きく成長させてもらったと心から思います。
「生きたい!」
「知りたい!」
「仲間になりたい!」
この3つの本能を信じて、
子どもという存在に感謝しながら、
これからも笑顔で子育てを続けていけたらいいですね。
※この記事では、林成之先生のメッセージをもとに
「3歳までの育脳・3つのポイント」をイラスト化した図もあわせて掲載しています。
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