2026.01.18ことばが2つ以上ある家庭で、いちばん最初に育てたいもの
多言語家庭で、ベビーサインが“ことばの架け橋”になる理由
「家では日本語、外では英語」
「ママは日本語、パパはフランス語」
そんな多言語環境で子育てをしているご家庭は、今とても増えています。
実はわが家も「なんちゃって多言語家庭でした」
主人がメインに「英語」私は「日本語」
私の英語力は主人には到底及びませんが、
それでも二人で2つの言語を使いこなせたのは
子育てでありがたい環境だったなと振り返ります。
その一方で、こんな不安の声もよく聞きます。
-
ことばが混ざってしまわない?
-
話し始めが遅くならない?
-
ちゃんと伝わっているのか分からない…
実は、こうした多言語家庭だからこそ、ベビーサインが“架け橋”として力を発揮するんですよ。わが家もメリットすごく感じました。
なので、今日は、その理由をお話ししますね。
赤ちゃんにとって「ことば」は、音だけじゃない
赤ちゃんは、生まれてすぐに話せるわけではありませんよね。
でも実は、**理解する力(わかる力)**は、とても早くから育っています。
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声のトーン
-
表情
-
しぐさ
-
繰り返される動き
こうした「非言語の情報」を使って、赤ちゃんは世界を理解しています。
ベビーサインは、
👉 音声言語がまだ安定しない時期に使える“共通の意味のサイン”。
だからこそ、
日本語でも、英語でも、中国語でも、フランス語でも
「意味」をつなぐ橋になれるのです。
多言語家庭で起きやすい“すれ違い”
多言語家庭では、こんな場面が起こりがちです。
-
ママは日本語で話す
-
パパは英語で話す
-
赤ちゃんは「どっちも分かるけど、まだ話せない」
すると、大人から見ると
「理解していないのかな?」
「まだ早いのかな?」
と感じてしまうことがあります。
でも赤ちゃんの中では、
👉 意味は分かっているのに、表現できない
という状態がよく起きています。
この「表現できない」というストレスフルな状況は
多言語家庭だけでなく、もちろん日本語オンリーで
子育てしていても赤ちゃんたちは常に感じていることですね。
ここでベビーサインがあると、
赤ちゃんは「どの言語でもない形」で
自分の気持ちや意思を表現できるようになるんです。
科学的に見ても「助けになる」理由
難しい言葉を使わずに言うと、ポイントは3つです。
① 手の動きは、脳にとって“分かりやすい”
赤ちゃんの脳は、聞くだけでなく
見る・動かすという体験を通して強く育ちます。
(3 way learning)
手を動かすベビーサインは、
音だけの言葉よりも、理解しやすいことが分かっています。
② 「わかった!」体験が増える
サインで気持ちが伝わると、赤ちゃんは
-
通じた
-
分かってもらえた
-
自分で伝えられた
という成功体験を重ねます。
これは、**脳のやる気スイッチ(ドーパミン系)**が育つことにもつながると考えられています。
③ 言語が増えても、混乱しにくい
研究の世界では、
「複数言語に触れること自体は、混乱の原因にならない」
という考え方が主流です。
むしろ、
👉 意味を理解しやすくするサインがあることで、言語を整理しやすくなる
と考えられています。
ベビーサインは「どちらかを選ばせない」
多言語家庭で大切なのは、
「どの言語を優先するか」ではなく、
👉 安心して伝え合える土台をつくること
例えば日本語を話すママが
「リンゴ食べる?」
英語を話すパパが
「Do you want some apples ?」
って言ったとき、
【リンゴ】と【apple】って全く別の発音だけど、
そこに【リンゴ】を表すベビーサインがあれば
赤ちゃんには「あっ!同じものを指してるんだ!」が
すぐにピンとくるんですよ。
これは多言語家庭じゃなくて、
英語を子育てに取り入れたい人たちにもぴったり!

-
日本語でもない
-
英語でもない
-
でも、ちゃんと伝わる・わかる
そんな中立であたたかいコミュニケーションなんです。
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