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2025.09.15海外在住ママにお勧め絵本5選 その3 英語訳されている絵本5選

0・1・2歳 頭と心と体を育てる

ベビーサイン協会代表理事
ベビーサイン®の専門家
吉中みちる
です。

 

日本語と英語で楽しめる絵本5選

海外に暮らしていると、どうしても日本語よりも英語に触れる機会が多くなりがちですよね。
「日本語の絵本を読み聞かせたいけれど、英語でも楽しめたらいいな」そんな思いをかなえてくれるのが、英語版も出版されている日本の絵本です。

 

同じ物語を日本語と英語で読むと、子どもは自然に言葉の違いに気づき、
「日本語ではこう言うけど、英語ではこう言うんだね!」と会話が広がります。

 

今回は、そんなバイリンガル子育てにぴったりのおすすめ絵本を5冊ご紹介します。

 

おすすめの英語訳絵本 5選

① 『きんぎょがにげた』/五味太郎

英語版タイトル:The Goldfish Got Away

The Goldfish Got Away (英語でたのしむ 福音館の絵本)

日本を代表するロングセラー絵本。赤いきんぎょがページごとに隠れていて、子どもと一緒に「どこにいる?」と探す楽しさがあります。
日本語では「にげた!」というシンプルな表現、英語では “The goldfish got away!”。短い言葉なのにリズムや響きの違いを感じられる一冊です。

 


② 『おばけのてんぷら』/せなけいこ

英語版タイトル:The Ghost’s Tempura

「ねないこだれだ」で有名なせなけいこさんの人気作品。
うさぎが天ぷらを作っていると、食いしん坊のおばけが忍び寄ってくるという、ちょっぴりユーモラスでドキドキするお話です。
日本語版のテンポのよい言葉遊びと、英語版のコミカルな訳の違いを楽しめます。食べ物や料理がテーマなので、親しみやすいのも魅力です。

 


③ 『たまごのあかちゃん』/神沢利子(文)・やぎゅうげんいちろう(絵)

英語版タイトル: Egg Babies(英訳:Robert Campbell)

Egg Babies (英語でたのしむ 福音館の絵本)

卵の中でかくれんぼしている“あかちゃん”たちが次々に出てくる愛らしい絵本。子どもたちも大好きだった1冊。英訳は日本文学研究者ロバート・キャンベル氏によるもので、原文のリズムや楽しさを大切にした訳になっています。日本語版で聞こえる「ぴよっ」「ちゅちゅ」などの音と、英語版の擬音(英訳表現)を比べると、言語ごとの音の切り取り方の違いが見えてきて、とても勉強になります。英語教材としても使える一冊です。

 


④ 『ぐりとぐら』/中川李枝子・大村百合子

英語版タイトル:Guri and Gura

Guri and Gura

大きなたまごでカステラを作る、森の動物たちの楽しい物語。
「一緒に料理する楽しさ」や「みんなで分け合う喜び」が伝わる、世界中で愛されるロングセラーです。

 


⑤ 『もったいないばあさん』/真珠まりこ

英語版タイトル:Mottainai Grandma

Mottainai Grandma もったいないばあさん対訳版 (講談社の創作絵本シリーズ)

日本語の「もったいない」をテーマにした人気絵本。
ばあさんが登場して「それ、もったいないよ」と次々に教えてくれるユーモラスなお話ですが、実は環境問題やサステナビリティにもつながる深いメッセージがあります。
英語版では「MOTTAINAI」という言葉がそのまま紹介されていて、日本文化の価値観を伝える一冊として海外でも高く評価されています。

 

まとめ

英語訳のある日本の絵本は、日本語の響きや文化的価値観を守りつつ、英語環境でも楽しめる強力なツールです。まだまだたくさんあるので、調べて見てくださいね。

海外在住の親子にとっては、日本語を失わないための心の“アンカー”にもなります。手に取ってみてくださいね。

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