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2025.11.28対人スキルが価値を上げる時代へ。デミングの研究とベビーサインの関係

世界の研究が示す「これから伸びるのは人間らしい力」

 

● 過去30年間で“社会的スキルが必要な仕事”は約12ポイント増えた

ハーバード大学の David Deming(デヴィッド・デミング) の有名な研究(2017)では、1980〜2012年の間で対人コミュニケーションが必要な仕事の割合が “約12%ポイント”増加したことが報告されています。

つまり、機械やAIに置き換えられない「人と関わる力」が、これからますます価値を持つということ!

 

● AI時代の求人では「人間らしいスキル」がさらに重要に

さらに2024年・2025年の新しい分析では、

  • チームワーク

  • レジリエンス(折れない心)

  • 人との対話力

  • 問題を自分で見つける力

などの「AIと補完し合うスキル」が、AI関連の職種以外でも賃金プレミアムが上昇していると明らかになっています。

 

● OECD(国際機関)も明確に

OECDの2023年〜2024年の報告書でも、

AI・デジタル時代ほど、社会性・感情調整・自己管理といったスキルが重要になる

と強調されています。

 

難しい話に聞こえる? でも、これ、子育てに直結してるんですよ!

 

ここまで読んで、そんな先の話、まだ関係ないわと思ったかもしれません。

でも本質はひとつ。

 

AIでは代替できない“人間らしい力”が、これから未来を生き抜く子どもを支えてくれる!

 

この“人間らしい力”こそが、

  • 気持ちを伝える力

  • 相手を理解する力

  • 自己肯定感

  • 意欲や集中力

など、まとめて 非認知力 と呼ばれるものです。

そして――

非認知力は、乳幼児期の家庭での関わりがいちばん伸ばしやすい。

これは多くの研究が示している事実でなんです。

 

じゃあ、家庭で何をすればいい?

 

→ それは、ベビーサイン!非認知力の土台づくりにピッタリなんです。

 

ベビーサインは「早く言葉を話させるためのテクニック」ではありません。

もっと深い、長期的な価値があります。

 

● 1. 自分の気持ちを“伝えられる”成功体験

言葉がまだ出ない時期でも、自分の気持ちを手で表現できる唯一の方法がベビーサイン。周りの大人に察してもらうのではなく、自分で伝える!この経験は自己効力感(できた!)につながります。

 

● 2. ママ・パパがすぐ反応してくれる=安心感の土台

泣いても愚図っても伝わらない・・・ではなく、ベビーサインは「伝えたら伝わった!」という双方向のコミュニケーション。これは愛着形成を豊かにし、情緒の安定につながります。

 

● 3. 共同注意(同じものを見る力)を育てる

デミングの研究が示す“人との関わりの力”の基盤は、乳児期の「共同注意」。ベビーサインを使うと、自然にこの力が育ちます。(ベビーサインをしている子は共同注意エピソードが多いという研究結果もあり!)

 

● 4. 親子のやりとりが増える=非認知力が爆発的に増える

非認知力は、会話・まなざし・やりとりの中で伸びます。
ベビーサインは、その回数を驚くほど増やしてくれます。

 

未来の社会を生きる子どもたちに必要なもの

AIがどんなに進化しても、人間らしい温かいコミュニケーションはなくなりません。むしろ、“人間としての力”を持っている人ほど価値が上がる時代
が来ています。

だからこそ、乳幼児期の今、親子でじっくり関わり、気持ちを伝え合う体験が一生の財産になる。

ベビーサインはまさにその入り口。あなたと赤ちゃんの毎日の中で、未来につながる力を育む方法です。

 

最後に

もし今、
「泣く理由がわからない…」
「もっと赤ちゃんと気持ちが通じたらいいのに」
と思っていたら、ベビーサインがその悩みを解決してくれますよ。

 

そしてベビーサインでのやり取りは同時に、
赤ちゃんの未来の力(非認知力)も育てている
という、とても価値ある時間になります。

 

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